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愚かだということは分かっている (6)
2013.06.04 Tue
「そうだよマナくん。セーラー服はともかく、ご飯だけでも食べてきなよ。森下が作ったヤツだけど」
「ちょっ!」
結局はどちらか一方の味方ではなかった森下さんが、またしても俺を引き留めるような言葉を吐いたものだから、先生がここぞとばかりに俺の腕を引っ張った。
絶対に、『セーラー服はともかく』なんて思ってないくせに…!
「つかさ、ミキくん。さっきから『森下が作ったのだけど』て、俺のご飯、そんなに嫌なの~? しょっちゅう食べてるくせに~」
口の悪い先生に、森下さんは眉を下げてるけど……問題はそこじゃねぇよ、森下さん!
俺がこれだけ帰りたがってんの、感じ取ってるでしょ!? 何とかしてよっ!
「俺は森下のメシより、マナくんが作ったのが食べたいの!」
俺の腕を離さないまま、先生が森下さんに噛み付いてる。
それにしても、いっつもご飯作ってくれてる人を前にして、よくここまで言えるよな。
「…つか、作りませんよ?」
また、俺にメシを作れ、て話に戻って来たので、即行で拒絶する。
いくら褒めようがおだてようが…………脅そうが、もう先生にご飯は作らないんだ。
「分かってるよぉ。今日は森下のご飯で我慢する、てば!」
「今日て……今日だけじゃなくて、これから先も、もうずっと作りません」
「何で!?」
俺の腕にくっ付いてる先生に、嫌そうに申し出たら、まさに『ガーン』ていう顔で先生は固まった。
でも悪いけど、俺はもう2度と先生のためにご飯なんか作んないし、コスプレもしないし、ここにも来ないんだから!
「ちょっそんな…、じゃあ俺はこれから何食べてってったらいいの…?」
「森下さんが作ってくれるでしょ」
「森下がいないときは?」
「知りません」
最初は、森下さんが出張とかでいないときは、ご飯を作りに…ていう約束みたいなことをしたけど、もうそんなの知ったこっちゃない。
絶対に先生のために料理なんかするもんか。
「そんな…、マナくんは一体俺の何が嫌なの…?」
「全部です」
「に゛!?」
相手は先生だけど、俺はここぞとばかりに言ってやった。
何が嫌かって言ったら、その疲れる性格と変態なところと……とにかく全部だ。
「あははっ、マナくん、おもしろいねぇ」
「おもしろくねぇっ! 死ね森下っ!」
俺は不機嫌マックスだってのに、森下さんはまた笑い出すし(大人なのに、空気読めないの…?)、そのせいで先生もギャーギャー騒ぎ出すしで、大変だ。
back next
「ちょっ!」
結局はどちらか一方の味方ではなかった森下さんが、またしても俺を引き留めるような言葉を吐いたものだから、先生がここぞとばかりに俺の腕を引っ張った。
絶対に、『セーラー服はともかく』なんて思ってないくせに…!
「つかさ、ミキくん。さっきから『森下が作ったのだけど』て、俺のご飯、そんなに嫌なの~? しょっちゅう食べてるくせに~」
口の悪い先生に、森下さんは眉を下げてるけど……問題はそこじゃねぇよ、森下さん!
俺がこれだけ帰りたがってんの、感じ取ってるでしょ!? 何とかしてよっ!
「俺は森下のメシより、マナくんが作ったのが食べたいの!」
俺の腕を離さないまま、先生が森下さんに噛み付いてる。
それにしても、いっつもご飯作ってくれてる人を前にして、よくここまで言えるよな。
「…つか、作りませんよ?」
また、俺にメシを作れ、て話に戻って来たので、即行で拒絶する。
いくら褒めようがおだてようが…………脅そうが、もう先生にご飯は作らないんだ。
「分かってるよぉ。今日は森下のご飯で我慢する、てば!」
「今日て……今日だけじゃなくて、これから先も、もうずっと作りません」
「何で!?」
俺の腕にくっ付いてる先生に、嫌そうに申し出たら、まさに『ガーン』ていう顔で先生は固まった。
でも悪いけど、俺はもう2度と先生のためにご飯なんか作んないし、コスプレもしないし、ここにも来ないんだから!
「ちょっそんな…、じゃあ俺はこれから何食べてってったらいいの…?」
「森下さんが作ってくれるでしょ」
「森下がいないときは?」
「知りません」
最初は、森下さんが出張とかでいないときは、ご飯を作りに…ていう約束みたいなことをしたけど、もうそんなの知ったこっちゃない。
絶対に先生のために料理なんかするもんか。
「そんな…、マナくんは一体俺の何が嫌なの…?」
「全部です」
「に゛!?」
相手は先生だけど、俺はここぞとばかりに言ってやった。
何が嫌かって言ったら、その疲れる性格と変態なところと……とにかく全部だ。
「あははっ、マナくん、おもしろいねぇ」
「おもしろくねぇっ! 死ね森下っ!」
俺は不機嫌マックスだってのに、森下さんはまた笑い出すし(大人なのに、空気読めないの…?)、そのせいで先生もギャーギャー騒ぎ出すしで、大変だ。
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けいったん ⇒
「ママァ~ お隣さん、にぎやかだね!」
「∑( ̄◇ ̄:)エッ!? 」
「お友達が 遊びに来ているのかな~♪」
「そ・そうなの…かな?( ゚∀゚;)タラー」
「いいなぁ~(o^-^o) 」
「じゃ・じゃぁ 公園にでも 遊びに行く?」
「ワーイ ワーイ♪ ε=ヾ(*・∀・)/」
「…っ…」
----以下 母親の心の声---
チッ、隣の変態男め!何してんだかーー!
可愛い我が子には ほんと 聞かせられないわ!
絶対に引っ越してやるわぁーーー!ピクピク o(-_-#"))
と、言ったか言わなかったか…ァハハ・・(゚∀゚ll)。o(ワラットコ)...byebye☆
「∑( ̄◇ ̄:)エッ!? 」
「お友達が 遊びに来ているのかな~♪」
「そ・そうなの…かな?( ゚∀゚;)タラー」
「いいなぁ~(o^-^o) 」
「じゃ・じゃぁ 公園にでも 遊びに行く?」
「ワーイ ワーイ♪ ε=ヾ(*・∀・)/」
「…っ…」
----以下 母親の心の声---
チッ、隣の変態男め!何してんだかーー!
可愛い我が子には ほんと 聞かせられないわ!
絶対に引っ越してやるわぁーーー!ピクピク o(-_-#"))
と、言ったか言わなかったか…ァハハ・・(゚∀゚ll)。o(ワラットコ)...byebye☆
- |2013.06.04
- |Tue
- |10:19
- |URL
- |EDIT|
如月久美子 ⇒ >けいったんさん
いいマンションで生活してるだけに、こんなヤツのために引っ越すのがもったいないっ! て気持ちも生まれますよね…(^_^;)
でも、お子様の健やかな成長のためには、引っ越しもやむを得ないかも!?
そうなったら、私がその空き部屋に引っ越します(笑)
よろしかったら一緒に聞き耳立てませんか!?
コメントありがとうございました!
でも、お子様の健やかな成長のためには、引っ越しもやむを得ないかも!?
そうなったら、私がその空き部屋に引っ越します(笑)
よろしかったら一緒に聞き耳立てませんか!?
コメントありがとうございました!
- |2013.06.04
- |Tue
- |22:55
- |URL
- |EDIT|