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6. 君は別腹 (前編)
2008.06.28 Sat
さすがに2杯食べる俺よりは先に食べ終わった哲也が、なぜか俺のほうをじっと見てる。
「何? 食う?」
「食わないよ! そんなに食えるか」
「いや、ジッと見てるから、食いたいのかと思って」
「食いっぷりいいなぁって思ってたの!」
ムキになって言い返してくる哲也に少し笑ってから、残りのラーメンを平らげた。
「そう言えば、家、見つかったの?」
この前のときは、何か友達の家を渡り歩いてるとか言ってたけど、そう言えば、その後の話がない。
何とはなしに尋ねてみれば、哲也は渋い顔をしてる。
「……まだ、なんだ?」
聞き返せば、コクリと頷いた。
「1日だけとかなら、みんな、いいって言ってくれんの。でもこれからずっとって言うと…………なぁ?」
確かに。
彼女と同棲するならまだしも、男の2人暮らして。
「安いアパート捜したほうが早いんじゃね?」
「うぅー…」
「なら実家帰ったら?」
「実家はダメだ」
「遠いの?」
「そうじゃないけど…………実家はダメ」
断固として言い張る哲也に、それ以上何も言えなくなる。
まぁ親はいろいろうるさいかもしれないけど、何でそこまで拒否るんだろ。
「何? 食う?」
「食わないよ! そんなに食えるか」
「いや、ジッと見てるから、食いたいのかと思って」
「食いっぷりいいなぁって思ってたの!」
ムキになって言い返してくる哲也に少し笑ってから、残りのラーメンを平らげた。
「そう言えば、家、見つかったの?」
この前のときは、何か友達の家を渡り歩いてるとか言ってたけど、そう言えば、その後の話がない。
何とはなしに尋ねてみれば、哲也は渋い顔をしてる。
「……まだ、なんだ?」
聞き返せば、コクリと頷いた。
「1日だけとかなら、みんな、いいって言ってくれんの。でもこれからずっとって言うと…………なぁ?」
確かに。
彼女と同棲するならまだしも、男の2人暮らして。
「安いアパート捜したほうが早いんじゃね?」
「うぅー…」
「なら実家帰ったら?」
「実家はダメだ」
「遠いの?」
「そうじゃないけど…………実家はダメ」
断固として言い張る哲也に、それ以上何も言えなくなる。
まぁ親はいろいろうるさいかもしれないけど、何でそこまで拒否るんだろ。
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