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3. 「俺が教えてあげよっか」 (後編)
2008.06.07 Sat
「だって、センセ、顔真っ赤」
「ッ、だっ…おま、ぁ、」
「別に初めてってわけじゃないんでしょ? キスくらい」
「で、で、で、でも! 男とは初めてだし!」
「え? マジ!?」
慌てふためいている片倉の口から飛び出した、篠崎にしては予想外な言葉。
「当たり前だろ!」
片倉は耳まで赤くして、口を押さえる。
「嘘」
「ホントだよ!」
「…………かわいい……」
「はっ!?」
すっかり動転している片倉は、篠崎の言葉1つにも大げさに反応を返す。それが余計に篠崎の心を動かすのだけれど。
「し、しのざ、篠崎! な、な、何でこんなことしたのか、説明しなさ…」
「だからさっき言ったじゃないですか。先生のことが好きだって」
「好、き…」
片倉は何度か瞬きをした後、はぁ…と大きく息を吐き出した。
「先生はどうなの?」
「え?」
「俺にキスされて。嫌だった?」
「嫌っていうか…………ビックリして…」
思い出したのか、片倉はまた唇に触れて顔を赤くしている。
いくら男にされたからといって、もう成人したいい大人なのに、何でキスだけでこんなに顔を赤くしているのだろうか。
というか、さっきまで男同士だとか何だとか言っていたくせに、男にキスされたのが『嫌』でなくて『ビックリした』だなんて。
「ねぇ、センセ……もっかいキスしよ?」
「……しのざ…」
「しよ?」
わずかに片倉が頷くから、篠崎はその唇を奪った。
「ッ、だっ…おま、ぁ、」
「別に初めてってわけじゃないんでしょ? キスくらい」
「で、で、で、でも! 男とは初めてだし!」
「え? マジ!?」
慌てふためいている片倉の口から飛び出した、篠崎にしては予想外な言葉。
「当たり前だろ!」
片倉は耳まで赤くして、口を押さえる。
「嘘」
「ホントだよ!」
「…………かわいい……」
「はっ!?」
すっかり動転している片倉は、篠崎の言葉1つにも大げさに反応を返す。それが余計に篠崎の心を動かすのだけれど。
「し、しのざ、篠崎! な、な、何でこんなことしたのか、説明しなさ…」
「だからさっき言ったじゃないですか。先生のことが好きだって」
「好、き…」
片倉は何度か瞬きをした後、はぁ…と大きく息を吐き出した。
「先生はどうなの?」
「え?」
「俺にキスされて。嫌だった?」
「嫌っていうか…………ビックリして…」
思い出したのか、片倉はまた唇に触れて顔を赤くしている。
いくら男にされたからといって、もう成人したいい大人なのに、何でキスだけでこんなに顔を赤くしているのだろうか。
というか、さっきまで男同士だとか何だとか言っていたくせに、男にキスされたのが『嫌』でなくて『ビックリした』だなんて。
「ねぇ、センセ……もっかいキスしよ?」
「……しのざ…」
「しよ?」
わずかに片倉が頷くから、篠崎はその唇を奪った。
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