スポンサーサイト
--.--.-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
- BL小説ランキング参加中です。クリックいただけたら嬉しいです。
- コメントや拍手、ありがとうございます。拍手の公開コメントへのお返事はこちらから。それ以外は、コメントをいただいた記事に返信いたします。
- お題配布サイト「明日」はひっそりまったり更新中です。毎日更新しない日誌「遊び心がない」もよろしくね。
カテゴリー:スポンサー広告
学習しない君に何度だって言う、愛してる (27)
2012.04.29 Sun
「にゃう…ん、徳永さん、や、メールできないー」
直央くんメール遅いから、打つのを待ってる間が手持ち無沙汰で、ついちょっかい出したくなって、キスしちゃって、そのせいでますます時間掛かっちゃってる。
「やぁ、徳永さん、やめてよぉ」
「何で? 俺にチューされるのイヤ?」
「ヤじゃないけど、メールできないー。俺、メールのプロになるんだから!」
「え、メールのプロ?」
何それ。
てか直央くん、そんな頂点を極めるようなレベルでメールの練習してたの? だとしたら、もっともっと、すごーくいっぱい練習しないとダメだよ…。
「メールのプロは、こんくらいのことでメールできないとか言ってたらダメなんだよ?」
「そうなの?」
「どんな状況でもメールできないと」
よく分かんないけど、直央くんの話に乗ってやったら、直央くんは本気にしたのか、単に乗り返してきただけなのか、「がんばる!」て言って、メールの作成を再開した。
じゃあ俺も、またキスしていいよね? て勝手に解釈して、直央くんの頬にキスする。
「うぅん…」
直央くんは擽ったそうに肩を竦ませたりするけど、逃げ出しもせず、俺の腕の中で大人しくしてる。
「んー…出来た! ねぇ徳永さん、これでい……ん!」
ずっと携帯電話のほうを見てた直央くんが急に俺のほう向いたから、顔を近付けてた俺はよけることが出来なくて、近すぎる距離に唇がぶつかった。
全然痛くはないんだけど、いきなりのことだったから、俺もビックリ。直央くんは、もっとビックリしてる。
「あわわわわ、徳永さん、ゴメンなさい!」
「何で謝んの? 俺、嬉しいんだけど。直央くんのほうからキスしてきてくれた」
「ちっ違う違う!! キスしてない!」
「したじゃん。ねぇねぇ直央くん、もっかいしてよ」
「やっヤダよ! てか、してないし!」
顔を赤くしながら、直央くんはポカポカと猫パンチみたいなパンチを繰り出して、俺を叩いてくる。
全然痛くないし、逆にすっごいかわいいんだけど。
「やっ、もぉ徳永さんなんか――――」
「ん? 何?」
「…………何でもない」
多分『嫌い』て続けたかったんだと思う。
でも、さすがに昨日の今日で、本心ではないとしたって、それは言えないって直央くんも分かってるみたいで、わざと聞き返したら、目を逸らされた。
「ちょっ、でももぉメールするから、徳永さん邪魔しないで!」
「邪魔してないよ、チューしてるだけ。てか、こんなんでメールできなくなってるようじゃ、メールのプロにはなれないよ?」
「分かってる!」
直央くんは、ぷぅ、と分かりやすく頬を膨らませて、携帯電話に向き直る。
ちょっかい出してる俺のせいでもあるんだけど、このままじゃ、いつになったら蓮沼に返信できるのやら。
back next
直央くんメール遅いから、打つのを待ってる間が手持ち無沙汰で、ついちょっかい出したくなって、キスしちゃって、そのせいでますます時間掛かっちゃってる。
「やぁ、徳永さん、やめてよぉ」
「何で? 俺にチューされるのイヤ?」
「ヤじゃないけど、メールできないー。俺、メールのプロになるんだから!」
「え、メールのプロ?」
何それ。
てか直央くん、そんな頂点を極めるようなレベルでメールの練習してたの? だとしたら、もっともっと、すごーくいっぱい練習しないとダメだよ…。
「メールのプロは、こんくらいのことでメールできないとか言ってたらダメなんだよ?」
「そうなの?」
「どんな状況でもメールできないと」
よく分かんないけど、直央くんの話に乗ってやったら、直央くんは本気にしたのか、単に乗り返してきただけなのか、「がんばる!」て言って、メールの作成を再開した。
じゃあ俺も、またキスしていいよね? て勝手に解釈して、直央くんの頬にキスする。
「うぅん…」
直央くんは擽ったそうに肩を竦ませたりするけど、逃げ出しもせず、俺の腕の中で大人しくしてる。
「んー…出来た! ねぇ徳永さん、これでい……ん!」
ずっと携帯電話のほうを見てた直央くんが急に俺のほう向いたから、顔を近付けてた俺はよけることが出来なくて、近すぎる距離に唇がぶつかった。
全然痛くはないんだけど、いきなりのことだったから、俺もビックリ。直央くんは、もっとビックリしてる。
「あわわわわ、徳永さん、ゴメンなさい!」
「何で謝んの? 俺、嬉しいんだけど。直央くんのほうからキスしてきてくれた」
「ちっ違う違う!! キスしてない!」
「したじゃん。ねぇねぇ直央くん、もっかいしてよ」
「やっヤダよ! てか、してないし!」
顔を赤くしながら、直央くんはポカポカと猫パンチみたいなパンチを繰り出して、俺を叩いてくる。
全然痛くないし、逆にすっごいかわいいんだけど。
「やっ、もぉ徳永さんなんか――――」
「ん? 何?」
「…………何でもない」
多分『嫌い』て続けたかったんだと思う。
でも、さすがに昨日の今日で、本心ではないとしたって、それは言えないって直央くんも分かってるみたいで、わざと聞き返したら、目を逸らされた。
「ちょっ、でももぉメールするから、徳永さん邪魔しないで!」
「邪魔してないよ、チューしてるだけ。てか、こんなんでメールできなくなってるようじゃ、メールのプロにはなれないよ?」
「分かってる!」
直央くんは、ぷぅ、と分かりやすく頬を膨らませて、携帯電話に向き直る。
ちょっかい出してる俺のせいでもあるんだけど、このままじゃ、いつになったら蓮沼に返信できるのやら。
back next
- 関連記事
-
- 学習しない君に何度だって言う、愛してる (28) (2012/04/30)
- 学習しない君に何度だって言う、愛してる (27) (2012/04/29)
- 学習しない君に何度だって言う、愛してる (26) (2012/04/28)
- BL小説ランキング参加中です。クリックいただけたら嬉しいです。
- コメントや拍手、ありがとうございます。拍手の公開コメントへのお返事はこちらから。それ以外は、コメントをいただいた記事に返信いたします。
- お題配布サイト「明日」はひっそりまったり更新中です。毎日更新しない日誌「遊び心がない」もよろしくね。
カテゴリー:借金取りさん、こんにちは。
コメントの投稿はこちらから ♥
COMMENT-FORM
けいったん ⇒
徳永さんのちょっかいに邪魔されて 中々 文字は打てないし 、出来たら出来たで 徳永さんにお伺い・・・(笑)
”メールのプロ”の道は、果てし無く厳しいねぇ~直央くん♪
こりゃ 何時になっても メールは送信出来そうにないでしょ?
徳永さんのキスの写メでも送った方が 手っ取り早いって!
いっぱいの ハートマークをつけてね~♪
*・゜♡゜・*♡*・(*´з)(ε`*)chu♪・*♡*・゜♡゜・*byebye☆
”メールのプロ”の道は、果てし無く厳しいねぇ~直央くん♪
こりゃ 何時になっても メールは送信出来そうにないでしょ?
徳永さんのキスの写メでも送った方が 手っ取り早いって!
いっぱいの ハートマークをつけてね~♪
*・゜♡゜・*♡*・(*´з)(ε`*)chu♪・*♡*・゜♡゜・*byebye☆
- |2012.04.29
- |Sun
- |09:41
- |URL
- |EDIT|
如月久美子 ⇒ >けいったんさん
ちょっかい出す徳永さんも徳永さんですが、やっぱり徳永さんにお伺いを立てちゃう直央くんも…(^_^;)
でも一応、目指すはメールのプロです!
キスの写メもいいですね!
写真撮るのに時間掛かるから、その間、ずっとキスしてられますし…!!
というか、徳永さん、直央くんがガラケーのメールに慣れたころを見計らって、スマホを買ってあげるような気がします(笑)
コメントありがとうございました!
でも一応、目指すはメールのプロです!
キスの写メもいいですね!
写真撮るのに時間掛かるから、その間、ずっとキスしてられますし…!!
というか、徳永さん、直央くんがガラケーのメールに慣れたころを見計らって、スマホを買ってあげるような気がします(笑)
コメントありがとうございました!
- |2012.04.29
- |Sun
- |23:17
- |URL
- |EDIT|