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Honey Bunny Baby! (22)
2012.02.28 Tue
「つか亮、今日はさすがに復活してるね」
「うっせ。昨日はもうマジ最悪だったし。完全に飲み過ぎた」
眞織にからかわれ、亮は嫌そうに返す。
祐介は昨日、亮とも顔を合わせていないが、どうやら相当二日酔いに苦しんだようだ。
「結局何時までやってたわけ?」
祐介と和衣は一次会でみんなと別れたけれど、帰るときに、アイス食べに行こ~、と睦月も誘っていたのを、祐介は聞いている。
まぁ、二次会がアイスだけで終わるとは思えないが、それにしても、酒に強い亮がこんなことを言うなんて、相当遅い時間までやっていたのだろうか。
「分かんね。祐介たちが帰ってから、2軒行った気がする」
「2軒2軒。だってむっちゃんが、アイス食ってない、て言い出すから」
アイスを食べに行こうと誘われた二次会で、しかしいきなりアイスを注文する人はおらず、みんなアルコールを飲んでいたのだが、帰るときになって睦月が『アイス食ってない』とごね始めたのだという。
二次会の席では、半分寝ていた睦月に構わず、みんな勝手に盛り上がり、アイスのことなんてすっかり忘れていたのだが、実は睦月は、アイスが出てくるのをずっと待っていたらしいのだ。
「そんでその後、4人でもう1軒行った」
二次会が終わったのが結構遅い時間だったので、もうみんなバラバラで、帰る人もいれば、中にはまた飲みに行く元気な人たちもいた。
時間的に愛菜も眞織ももう帰ってもいいかな、と思っていたのだが、アイスで睦月を釣って二次会に連れて来たのが自分たちだったので、最後まで責任を持たなければ…と、もう1軒付き合うことになったのだ。
「それで4人でアイス食ったんだ?」
「いや、アイス食ったのは睦月だけ。つーか、最初にアイス食いたいとか言い出したの、愛菜じゃね? なのに何で食わねぇんだよ」
「だってアイスよりお酒のほうがいいもん」
「お前ら、最後、絶対俺より飲んだよな? なのに昨日とか超元気よかったし。何なんだよ」
確かに最初はアイスを食べに行くはずだったのだが、愛菜も眞織も甘いものよりお酒のほうが好きなので、結局アイスを頼んだのは睦月だけで、他の3人はさらに飲んだらしい。
祐介が最後にこの3人を見たとき、結構飲んでいるようだったのに、あの後まだ飲んで、愛菜と眞織が翌日普通だったのが、ちょっと不気味だ。底なしにも程がある。
「でも、むっちゃんて、マジどこでも寝るんだねー。かわいー」
眞織が、ペットボトルをベコベコさせながら笑っていて、その意見には愛菜も同意するのか、頷いている。
睦月がかわいいと言われるのが死ぬほど嫌いなことは2人も知っているので、睦月がまだ来ていない今だから、そんなことを言って笑っているのだろう。
「つかさ、かわいいのはカズちゃんでしょ。お酒弱くてさぁ」
「いや、お前らが強すぎるだけだって」
愛菜の言葉を、亮が呆れ顔で否定した。
うん。確かに和衣はそれほど酒に強くはないけれど、比べる相手が悪い。和衣が弱いのでなく、愛菜と眞織が強すぎるのだ。それは祐介も全力で同意する。
というか、愛菜と眞織の話題が和衣のことに移ったことに、祐介は若干の脅威を覚えた。
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「うっせ。昨日はもうマジ最悪だったし。完全に飲み過ぎた」
眞織にからかわれ、亮は嫌そうに返す。
祐介は昨日、亮とも顔を合わせていないが、どうやら相当二日酔いに苦しんだようだ。
「結局何時までやってたわけ?」
祐介と和衣は一次会でみんなと別れたけれど、帰るときに、アイス食べに行こ~、と睦月も誘っていたのを、祐介は聞いている。
まぁ、二次会がアイスだけで終わるとは思えないが、それにしても、酒に強い亮がこんなことを言うなんて、相当遅い時間までやっていたのだろうか。
「分かんね。祐介たちが帰ってから、2軒行った気がする」
「2軒2軒。だってむっちゃんが、アイス食ってない、て言い出すから」
アイスを食べに行こうと誘われた二次会で、しかしいきなりアイスを注文する人はおらず、みんなアルコールを飲んでいたのだが、帰るときになって睦月が『アイス食ってない』とごね始めたのだという。
二次会の席では、半分寝ていた睦月に構わず、みんな勝手に盛り上がり、アイスのことなんてすっかり忘れていたのだが、実は睦月は、アイスが出てくるのをずっと待っていたらしいのだ。
「そんでその後、4人でもう1軒行った」
二次会が終わったのが結構遅い時間だったので、もうみんなバラバラで、帰る人もいれば、中にはまた飲みに行く元気な人たちもいた。
時間的に愛菜も眞織ももう帰ってもいいかな、と思っていたのだが、アイスで睦月を釣って二次会に連れて来たのが自分たちだったので、最後まで責任を持たなければ…と、もう1軒付き合うことになったのだ。
「それで4人でアイス食ったんだ?」
「いや、アイス食ったのは睦月だけ。つーか、最初にアイス食いたいとか言い出したの、愛菜じゃね? なのに何で食わねぇんだよ」
「だってアイスよりお酒のほうがいいもん」
「お前ら、最後、絶対俺より飲んだよな? なのに昨日とか超元気よかったし。何なんだよ」
確かに最初はアイスを食べに行くはずだったのだが、愛菜も眞織も甘いものよりお酒のほうが好きなので、結局アイスを頼んだのは睦月だけで、他の3人はさらに飲んだらしい。
祐介が最後にこの3人を見たとき、結構飲んでいるようだったのに、あの後まだ飲んで、愛菜と眞織が翌日普通だったのが、ちょっと不気味だ。底なしにも程がある。
「でも、むっちゃんて、マジどこでも寝るんだねー。かわいー」
眞織が、ペットボトルをベコベコさせながら笑っていて、その意見には愛菜も同意するのか、頷いている。
睦月がかわいいと言われるのが死ぬほど嫌いなことは2人も知っているので、睦月がまだ来ていない今だから、そんなことを言って笑っているのだろう。
「つかさ、かわいいのはカズちゃんでしょ。お酒弱くてさぁ」
「いや、お前らが強すぎるだけだって」
愛菜の言葉を、亮が呆れ顔で否定した。
うん。確かに和衣はそれほど酒に強くはないけれど、比べる相手が悪い。和衣が弱いのでなく、愛菜と眞織が強すぎるのだ。それは祐介も全力で同意する。
というか、愛菜と眞織の話題が和衣のことに移ったことに、祐介は若干の脅威を覚えた。
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