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pray (12)
2008.05.20 Tue
side:遥斗
「マコ…」
留守電になってしまった電話を切ったところで、目の前のドアは開き、中からはいないと思っていた真琴が登場した。
「はーちゃん…どうし…」
「マコに謝ろうと思って…。学校に行ったら、拓海に会って、もう帰ったって言うから…」
「そんな…だって、だって…ック」
悪いのは自分だと言おうとして、しかし今まで堪えていた涙が溢れ、言葉に詰まってしまった。
冷たい雨の混じった強い風が吹き付けてくる。
車は家のすぐそばに停めたはずなのに、遥斗の髪も服ももうすっかり濡れていることに気が付いて、真琴は慌てて遥斗を家に上げた。
「は…ちゃん…、はーちゃん、ゴメンなさい、ゴメンなさ…うぅ…」
「謝るのは俺のほうだよ」
遥斗は泣きじゃくる真琴を抱き締めた。
「約束破ってゴメン。ずっと待っててくれたのに」
「ちが…俺が、俺がはーちゃんのこと困らせ…ック、うぅ…」
「マコ、もう泣かないで。愛してる…」
「マコ…」
留守電になってしまった電話を切ったところで、目の前のドアは開き、中からはいないと思っていた真琴が登場した。
「はーちゃん…どうし…」
「マコに謝ろうと思って…。学校に行ったら、拓海に会って、もう帰ったって言うから…」
「そんな…だって、だって…ック」
悪いのは自分だと言おうとして、しかし今まで堪えていた涙が溢れ、言葉に詰まってしまった。
冷たい雨の混じった強い風が吹き付けてくる。
車は家のすぐそばに停めたはずなのに、遥斗の髪も服ももうすっかり濡れていることに気が付いて、真琴は慌てて遥斗を家に上げた。
「は…ちゃん…、はーちゃん、ゴメンなさい、ゴメンなさ…うぅ…」
「謝るのは俺のほうだよ」
遥斗は泣きじゃくる真琴を抱き締めた。
「約束破ってゴメン。ずっと待っててくれたのに」
「ちが…俺が、俺がはーちゃんのこと困らせ…ック、うぅ…」
「マコ、もう泣かないで。愛してる…」
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