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映画のような恋がしたい。(だって最後は決まってハッピーエンドだ。) (4)
2011.09.19 Mon
バイト先のコンビニで、遥希の次にシフトを入れている子が急に具合が悪くなったとかで、他に代わりも見つからず、結局遥希がそのまま連勤した。
もしかしたら労働基準法とかに違反するのかもしれないけれど、遥希はそういうのをよく知らないし、働いた分は給料に反映させると言うから、二つ返事で引き受けたのだ。
というのも、遥希は今、先日千尋と一緒にアイドルショップに行って、琉の写真を大量に買ってしまったせいで、経済的にややピンチ状態なのである。
バイト代の殆どが生活費に消えている中、この衝動買いは結構痛い。
遥希も普段はそれなりに、計画的にお金を使っているのだが、殊にFATEのこととなると、ついお金を遣いすぎてしまう傾向がある。
今回だって、最初はこんなに買うつもりはなかったのだが、千尋に次は一緒に行かないと言われ、今買い逃したらもう一緒に行ってくれる人がいない! という焦りから、ついあれもこれもと手を伸ばしてしまったのである。
…いやそれ以前に、お店で琉の写真を見ているうちに、あれも欲しい、これも欲しい……という気持ちになってしまったのだが。
だから、ちょっとでも稼げるなら、深夜までのシフトでもがんばる! と意気込んだのだ――――けれど。
「さすがにこれは遅すぎだって…!」
24時間営業しているコンビニで、バイトの終了時間に早いも遅いもないのかもしれないが、遥希にとっては遅すぎる時間だ。
終電には何とか間に合いそうだが、ちょっとギリギリな気もする。
「近道……してこっかな…?」
遥希は少しだけ迷った。
バイトしているコンビニから駅までの近道はあるのだが、道が細くて暗い路地なので、こんな時間に通るには少し抵抗があるのだ。
しかし迷っていて終電を逃してしまったら、そのほうがシャレにならない。ここから歩いて行ける距離に、泊めてくれる友人なんていないし。
「ダッシュすれば…」
足ならそこそこに自信はあるし、第一自分は男なんだから! と自分に言い聞かせ、遥希は路地に入って駆け出した――――瞬間。
「うわっ!?」
「わっ!」
まさかそんな同じタイミングで、路地から人が出て来るなんて夢にも思わなくて、遥希はそのまま、現れた人に激突して、衝撃で弾き飛ばされてしまった。
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もしかしたら労働基準法とかに違反するのかもしれないけれど、遥希はそういうのをよく知らないし、働いた分は給料に反映させると言うから、二つ返事で引き受けたのだ。
というのも、遥希は今、先日千尋と一緒にアイドルショップに行って、琉の写真を大量に買ってしまったせいで、経済的にややピンチ状態なのである。
バイト代の殆どが生活費に消えている中、この衝動買いは結構痛い。
遥希も普段はそれなりに、計画的にお金を使っているのだが、殊にFATEのこととなると、ついお金を遣いすぎてしまう傾向がある。
今回だって、最初はこんなに買うつもりはなかったのだが、千尋に次は一緒に行かないと言われ、今買い逃したらもう一緒に行ってくれる人がいない! という焦りから、ついあれもこれもと手を伸ばしてしまったのである。
…いやそれ以前に、お店で琉の写真を見ているうちに、あれも欲しい、これも欲しい……という気持ちになってしまったのだが。
だから、ちょっとでも稼げるなら、深夜までのシフトでもがんばる! と意気込んだのだ――――けれど。
「さすがにこれは遅すぎだって…!」
24時間営業しているコンビニで、バイトの終了時間に早いも遅いもないのかもしれないが、遥希にとっては遅すぎる時間だ。
終電には何とか間に合いそうだが、ちょっとギリギリな気もする。
「近道……してこっかな…?」
遥希は少しだけ迷った。
バイトしているコンビニから駅までの近道はあるのだが、道が細くて暗い路地なので、こんな時間に通るには少し抵抗があるのだ。
しかし迷っていて終電を逃してしまったら、そのほうがシャレにならない。ここから歩いて行ける距離に、泊めてくれる友人なんていないし。
「ダッシュすれば…」
足ならそこそこに自信はあるし、第一自分は男なんだから! と自分に言い聞かせ、遥希は路地に入って駆け出した――――瞬間。
「うわっ!?」
「わっ!」
まさかそんな同じタイミングで、路地から人が出て来るなんて夢にも思わなくて、遥希はそのまま、現れた人に激突して、衝撃で弾き飛ばされてしまった。
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