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06. 仲良くなるたびに (前編)
2008.04.19 Sat
日増しに和哉と仲良くなってく俺だけど、出会って3か月。いまだ告白も出来ずに、とってもいいお友達関係を築いてます。
でも今日も2人で買い物とかに来て、俺にとってはデート気分。
「ゴメンね、せっかくの休みなのに、買い物付き合わせて」
一頻り店を見て回って、ようやく和哉の目的のものが購入できたんで、カフェに入ると、和哉が申し訳なさそうに両手を合わせた。
「別にいいって。俺は和哉に会えただけで嬉しいし」
「またそういうこと言うー」
「いや、ホントだって。嫌だったら買い物とか付き合わないから」
「ホント?」
メニューから目線だけ上げて、和哉が俺のほうを見た。いわゆる、上目遣い。やばい、鼻血出そう。
「でもさ、それにしたって大樹、最近、休みのたびに俺と一緒にいない?」
「え? そう? あ…もしかして、迷惑だった?」
「そうじゃないけど! だってさ、休みの日に俺とばっかいたら、大樹、女の子と遊びに行ったり出来ないじゃん?」
「はい?」
えっと……それはどういう気遣い?
「だって女の子とよく出掛けたりするんでしょ?」
「え?」
「合コン行ったりとか」
「え? え?」
えー……っと。
あ、その小首傾げてる姿、かわいいねー……って、そうじゃなくて!
「あの……和哉、俺のこと、そういうヤツだと、思ってた?」
「え?」
出来るだけ和哉には、軽いヤツだって思われたくなくて、今までの生活を悔い改めたんだけど……もしかして、全部水の泡?
「あの……何か、そういうふうな、遊んでるヤツっぽい?」
「あ、そうじゃなくて! だって大樹、女の子にもてるでしょ? 彼女とか、作らないのかなって……その、あの……ゴメン…」
焦ったように弁解したあと、和哉は視線を落とした。俺も何て言っていいか分かんなくて、黙っちゃって、何となく気まずいような空気。
そしたら、
「ご注文はお決まりですかー?」
って、ムダに明るいウェイトレスの声が響いて、和哉がビックリしたように顔を上げた。
「あ、えっと……」
「コーヒー2つと、このホワイトシフォンケーキ1つ」
和哉の手からメニューを奪い取って、俺はさっさと注文した。もちろんシフォンケーキは和哉用。こういう甘いものが好きなの、ちゃんと知ってるから。
でも今日も2人で買い物とかに来て、俺にとってはデート気分。
「ゴメンね、せっかくの休みなのに、買い物付き合わせて」
一頻り店を見て回って、ようやく和哉の目的のものが購入できたんで、カフェに入ると、和哉が申し訳なさそうに両手を合わせた。
「別にいいって。俺は和哉に会えただけで嬉しいし」
「またそういうこと言うー」
「いや、ホントだって。嫌だったら買い物とか付き合わないから」
「ホント?」
メニューから目線だけ上げて、和哉が俺のほうを見た。いわゆる、上目遣い。やばい、鼻血出そう。
「でもさ、それにしたって大樹、最近、休みのたびに俺と一緒にいない?」
「え? そう? あ…もしかして、迷惑だった?」
「そうじゃないけど! だってさ、休みの日に俺とばっかいたら、大樹、女の子と遊びに行ったり出来ないじゃん?」
「はい?」
えっと……それはどういう気遣い?
「だって女の子とよく出掛けたりするんでしょ?」
「え?」
「合コン行ったりとか」
「え? え?」
えー……っと。
あ、その小首傾げてる姿、かわいいねー……って、そうじゃなくて!
「あの……和哉、俺のこと、そういうヤツだと、思ってた?」
「え?」
出来るだけ和哉には、軽いヤツだって思われたくなくて、今までの生活を悔い改めたんだけど……もしかして、全部水の泡?
「あの……何か、そういうふうな、遊んでるヤツっぽい?」
「あ、そうじゃなくて! だって大樹、女の子にもてるでしょ? 彼女とか、作らないのかなって……その、あの……ゴメン…」
焦ったように弁解したあと、和哉は視線を落とした。俺も何て言っていいか分かんなくて、黙っちゃって、何となく気まずいような空気。
そしたら、
「ご注文はお決まりですかー?」
って、ムダに明るいウェイトレスの声が響いて、和哉がビックリしたように顔を上げた。
「あ、えっと……」
「コーヒー2つと、このホワイトシフォンケーキ1つ」
和哉の手からメニューを奪い取って、俺はさっさと注文した。もちろんシフォンケーキは和哉用。こういう甘いものが好きなの、ちゃんと知ってるから。
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カテゴリー:恋のはじまり10のお題
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