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君がいないだけでこんなにも腑抜けてしまう僕を早く助けてマイハニー! (3)
2008.03.15 Sat
『はーちゃんに嫌われた~~~!!』
泣きながら真琴が悠也の家にやって来たのは、悠也がバイトから帰ってきて1時間ほどしてからだった。
拓海の友人である真琴に会うのはこれが3度目だが、初対面のときから妙に懐かれている。
とりあえず両親や姉を驚かせないように部屋に上げる。
涙と鼻水でグチャグチャになった顔をタオルで拭ってあげて、「よしよし」と抱き寄せながら、頭を撫でてやった。
そして完全に泣き止むのを待ってから話を聞くと、自分のワガママから遥斗を怒らせてしまい、それ以来、彼から電話もメールもないというものだった。
(痴話ケンガ…)
けれど、困っている友人を放っておくことは出来ない。
「怒らせたと思うなら、とにかく謝らないと。真琴、ちゃんと遥斗さんにごめんなさい、した?」
「んーん。だって、電話、出てくんないんだもん…」
答えると、また遥斗とのことを思い出したのか、真琴は目を潤ませる。
「仕事中で出れないのかもよ。とりあえず、メールしてみたら? それなら、時間が出来たときに返事が来るよ」
「! そうする!」
ガバッと起き上がった真琴は、さっそく遥斗にメールを打ち始める―――悠也のベッドに寝転がって。
(寝られない…)
「ねぇ悠ちゃん、何て打ったらいいかなぁ?」
「えー? とりあえずは、"ごめんなさい"でしょ?」
「だよね、だよね」
真剣な表情でメールを打っては消し、打っては消しを繰り返していた真琴は、始めてから30分ほどして、ようやく納得のいく文章が出来たのか、ベッドから降りて、テーブルの前でわざわざ正座して、遥斗宛にメールを送信した。
…………それが、今から2時間ほど前のこと。
泣きながら真琴が悠也の家にやって来たのは、悠也がバイトから帰ってきて1時間ほどしてからだった。
拓海の友人である真琴に会うのはこれが3度目だが、初対面のときから妙に懐かれている。
とりあえず両親や姉を驚かせないように部屋に上げる。
涙と鼻水でグチャグチャになった顔をタオルで拭ってあげて、「よしよし」と抱き寄せながら、頭を撫でてやった。
そして完全に泣き止むのを待ってから話を聞くと、自分のワガママから遥斗を怒らせてしまい、それ以来、彼から電話もメールもないというものだった。
(痴話ケンガ…)
けれど、困っている友人を放っておくことは出来ない。
「怒らせたと思うなら、とにかく謝らないと。真琴、ちゃんと遥斗さんにごめんなさい、した?」
「んーん。だって、電話、出てくんないんだもん…」
答えると、また遥斗とのことを思い出したのか、真琴は目を潤ませる。
「仕事中で出れないのかもよ。とりあえず、メールしてみたら? それなら、時間が出来たときに返事が来るよ」
「! そうする!」
ガバッと起き上がった真琴は、さっそく遥斗にメールを打ち始める―――悠也のベッドに寝転がって。
(寝られない…)
「ねぇ悠ちゃん、何て打ったらいいかなぁ?」
「えー? とりあえずは、"ごめんなさい"でしょ?」
「だよね、だよね」
真剣な表情でメールを打っては消し、打っては消しを繰り返していた真琴は、始めてから30分ほどして、ようやく納得のいく文章が出来たのか、ベッドから降りて、テーブルの前でわざわざ正座して、遥斗宛にメールを送信した。
…………それが、今から2時間ほど前のこと。
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