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とびきりスペシャルなキスをあげるよ! (11)
2016.04.21 Thu
「あ……え? えと…………徳永さん…?」
「お返し。してくれるんでしょ?」
「えーっと…」
これって、あれかな? セレブ的ギャグかな? それとも本気のヤツ?
でも、もし徳永さんが本気なんだとしたら、『それは冗談ですか?』て聞いたら傷付いちゃうよね…。
ちょっと前の俺なら、何も考えずにそう聞いてただろうけど、最近はいろいろ勉強してるから(てか、蓮沼さんにいろいろ叩き込まれてるから)、ちょっとは分かるんだよ。
「キス…」
キスなら、徳永さんと何度だってしてる。なんなら、数分前にだってした。
だから別に、そんな変に考えることないよね。だって俺たち、こ…恋人同士だもん…!
「じゃあ…、あの…」
相変わらず徳永さんの顔は近くにあるから、俺がちょっと顔の位置を動かしたら、すぐにキスできちゃうんだけど…、でも、何か…。何かあの…、その…、ねぇ?
ただ唇をくっ付ければいいってもんじゃないじゃん? じゃん? 違う? そうでしょ?
つか、徳永さんがめっちゃこっち見てて、それが気になる。俺が早くしないから? 早くしないと、やりたくないんじゃないかと思われちゃう? お返しする気ねぇのかよ、て思われちゃう? いや、徳永さんとキスすんのが嫌なんだと思われちゃう!?
「あの…、キス…………するので、そんなに見ないで…………ください……」
だってホラ、キスするときは目を瞑る的な? 瞑るよね? 俺も瞑ってるもん……多分(徳永さん、急にキスするから、ビックリして、目瞑ったか瞑ってないか覚えてないことのほうが多い)。
徳永さんは瞑んないのかな。あ、もしかしてキスするほうは、瞑んないもん?
「直央くん…、そんなフリーズするほど悩まなくても…」
「な悩んでない! 悩んでないから、目瞑って!」
「瞑ったら、してくれるの? はい」
俺だってもう24歳だからね。キスくらいで悩まないよ! 悩んでないよ! だから早く目瞑ってよ! て思ったけど、いざ徳永さんがホントに目を瞑ると、それはそれで緊張する…。
でもこれはお返しだし。俺別に徳永さんとキスするの全然嫌じゃないし。ただ自分からしたことないからテンパってるだけだし。いや、テンパってないし!
「………………」
すぅーって大きく息を吸って、徳永さんに顔を近付ける。うわー超イケメン。唇が触れる。てか、ただ唇くっ付ければいいってもんじゃないし、て思ったけど、じゃあどうすればいいんだろうね、て話だよね。俺、まさにそうしてるだけじゃね? えっ、どうしよ。何かもっと気持ちとか込めなきゃだよね。なのに俺、さっきから何どうでもいいことばっか考えてんだろ。いや、俺にとっては全然どうでもいいことじゃないけど。
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「お返し。してくれるんでしょ?」
「えーっと…」
これって、あれかな? セレブ的ギャグかな? それとも本気のヤツ?
でも、もし徳永さんが本気なんだとしたら、『それは冗談ですか?』て聞いたら傷付いちゃうよね…。
ちょっと前の俺なら、何も考えずにそう聞いてただろうけど、最近はいろいろ勉強してるから(てか、蓮沼さんにいろいろ叩き込まれてるから)、ちょっとは分かるんだよ。
「キス…」
キスなら、徳永さんと何度だってしてる。なんなら、数分前にだってした。
だから別に、そんな変に考えることないよね。だって俺たち、こ…恋人同士だもん…!
「じゃあ…、あの…」
相変わらず徳永さんの顔は近くにあるから、俺がちょっと顔の位置を動かしたら、すぐにキスできちゃうんだけど…、でも、何か…。何かあの…、その…、ねぇ?
ただ唇をくっ付ければいいってもんじゃないじゃん? じゃん? 違う? そうでしょ?
つか、徳永さんがめっちゃこっち見てて、それが気になる。俺が早くしないから? 早くしないと、やりたくないんじゃないかと思われちゃう? お返しする気ねぇのかよ、て思われちゃう? いや、徳永さんとキスすんのが嫌なんだと思われちゃう!?
「あの…、キス…………するので、そんなに見ないで…………ください……」
だってホラ、キスするときは目を瞑る的な? 瞑るよね? 俺も瞑ってるもん……多分(徳永さん、急にキスするから、ビックリして、目瞑ったか瞑ってないか覚えてないことのほうが多い)。
徳永さんは瞑んないのかな。あ、もしかしてキスするほうは、瞑んないもん?
「直央くん…、そんなフリーズするほど悩まなくても…」
「な悩んでない! 悩んでないから、目瞑って!」
「瞑ったら、してくれるの? はい」
俺だってもう24歳だからね。キスくらいで悩まないよ! 悩んでないよ! だから早く目瞑ってよ! て思ったけど、いざ徳永さんがホントに目を瞑ると、それはそれで緊張する…。
でもこれはお返しだし。俺別に徳永さんとキスするの全然嫌じゃないし。ただ自分からしたことないからテンパってるだけだし。いや、テンパってないし!
「………………」
すぅーって大きく息を吸って、徳永さんに顔を近付ける。うわー超イケメン。唇が触れる。てか、ただ唇くっ付ければいいってもんじゃないし、て思ったけど、じゃあどうすればいいんだろうね、て話だよね。俺、まさにそうしてるだけじゃね? えっ、どうしよ。何かもっと気持ちとか込めなきゃだよね。なのに俺、さっきから何どうでもいいことばっか考えてんだろ。いや、俺にとっては全然どうでもいいことじゃないけど。
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