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心臓だけを狙っている (25)
2015.06.10 Wed
「ねぇ亜沙美ちゃ~ん、顎クイて何~?」
「バッ…朋文!」
譲が相手にしないものだから、朋文は、テーブルを片付けて戻って来た亜沙美に声を掛ける。
慌てる譲をよそに、亜沙美は待ってましたとばかりに顔を輝かせた。
「店長…、こうです、こうっ…!」
亜沙美にしては非常に珍しく機敏な動作でサッと譲の前に立つと、カウンターに左手を突いて、その間に彼を閉じ込めた。壁ドンの応用ということか。
そして、反対の手で譲の顎を掴むと、その言葉どおり、クイと上を向かせる。
「ちょっ…おまっ…!」
「さぁ店長っ、どうぞっ…!」
何事かと目を丸くしている譲をほったらかして、亜沙美は熱く朋文に訴え掛ける。
こんなに生き生きした亜沙美を見るのは、正直、初めてかもしれない…と、朋文は何だか楽しくなってきた。
「バカかお前らっ」
亜沙美が離れた隙に、朋文がそばに来る前に、譲は逃げ出そうとしたけれど、何と2人の息の合っていることか、譲にそんなことをさせない絶妙なタイミングで、亜沙美と朋文はそのポジションを交代した。
何だかんだで乗り気になっている朋文を蹴り飛ばしてやりたくなったが、それもうまくいかない。
朋文に再び壁ドンされた譲は、息が詰まりそうになる。
「…こう?」
先ほど亜沙美がお手本を示したように、朋文は譲の顎を掴んでクイと自分のほうに向けさせた。
「なっ、ちょっ!」
何なんだ、この展開は。
どうして1日に2度も壁ドンをされ、さらには顎クイまでされて。
こんなの、少女マンガでだって、あり得ない。
「あぁ…滾る…。神様ありがとう…」
「あ…亜沙美ちゃん…?」
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「バッ…朋文!」
譲が相手にしないものだから、朋文は、テーブルを片付けて戻って来た亜沙美に声を掛ける。
慌てる譲をよそに、亜沙美は待ってましたとばかりに顔を輝かせた。
「店長…、こうです、こうっ…!」
亜沙美にしては非常に珍しく機敏な動作でサッと譲の前に立つと、カウンターに左手を突いて、その間に彼を閉じ込めた。壁ドンの応用ということか。
そして、反対の手で譲の顎を掴むと、その言葉どおり、クイと上を向かせる。
「ちょっ…おまっ…!」
「さぁ店長っ、どうぞっ…!」
何事かと目を丸くしている譲をほったらかして、亜沙美は熱く朋文に訴え掛ける。
こんなに生き生きした亜沙美を見るのは、正直、初めてかもしれない…と、朋文は何だか楽しくなってきた。
「バカかお前らっ」
亜沙美が離れた隙に、朋文がそばに来る前に、譲は逃げ出そうとしたけれど、何と2人の息の合っていることか、譲にそんなことをさせない絶妙なタイミングで、亜沙美と朋文はそのポジションを交代した。
何だかんだで乗り気になっている朋文を蹴り飛ばしてやりたくなったが、それもうまくいかない。
朋文に再び壁ドンされた譲は、息が詰まりそうになる。
「…こう?」
先ほど亜沙美がお手本を示したように、朋文は譲の顎を掴んでクイと自分のほうに向けさせた。
「なっ、ちょっ!」
何なんだ、この展開は。
どうして1日に2度も壁ドンをされ、さらには顎クイまでされて。
こんなの、少女マンガでだって、あり得ない。
「あぁ…滾る…。神様ありがとう…」
「あ…亜沙美ちゃん…?」
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