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新しい言葉を生み出したい。愛を伝えるために。 (17)
2015.04.05 Sun
「徳永さんは、直央くんが思ってるよりずっと、直央くんのこと好きだと思うよ?」
「何で蓮沼さんにそんなこと分かるの? 何で蓮沼さん、徳永さんのことが分かるの?」
何か俺は全然分かってないみたいなのに、蓮沼さんはすごい分かってるみたい。
俺よりも、蓮沼さんが徳永さんと付き合ったほうがいいんじゃない?
「別に俺は徳永さんのことなんてそんなに知らないけど……1回しか会ったことないし。でも、直央くんの話聞いてる限り、徳永さんて、直央くんのこと超好きだな、て分かるよ。そして俺が何で徳永さんと付き合わないといけないの。だったら直央くんと付き合う」
蓮沼さんが、一遍にいろいろ答えて来る。
いや、それこそ何で俺が蓮沼さんと付き合わないといけないの??
「徳永さんてさぁ、直央くんのこと好きだって言わないの?」
「言う」
「うわ、すごいナチュラルに惚気られた」
「蓮沼さんが聞いたんじゃん」
「まぁいいけど。言うんでしょ? 好き、て。直央くん、何でその言葉を信じないの? 徳永さんのこと、信じてないの?」
「…信じてなくない」
徳永さんの言うことを信じてないわけじゃないけど、でも何かそんなのすごすぎて、信じられない感じなんだよね。
でもそっかぁ、好きなのに、好きだって言ってるのに、俺がそれを信じてないんじゃ、徳永さんだって、いい気はしないよね。
「直央くんが、自分の言動とかが超気になるっていうなら、徳永さんの言うことをもうちょっと信じて、徳永さんの気持ちを考えて、それでメールすればいいんだよ。直央くんの言葉でね」
「…………」
蓮沼さんの言うことは本当に尤もで、俺は真剣な気持ちでケータイに向き直った。
ここまで蓮沼先生に教えてもらったんだから、ちゃんと自分で考えて、徳永さんにメール送るぞ。
「がんばってね、直央くん。まぁ、徳永さんのことを何て呼ぶかは知らないけど」
「…!」
すごいいいことをいっぱい教えてくれたのに、最後の最後に、俺が忘れかけてた爆弾を落として、蓮沼さんはバイバイしていった。
そういえば、徳永さんの呼び方問題は、まだ解決してなかった…。
でも、朝も『徳永さん』て呼んでたのに、いきなりメールで下の名前にするのも、何か変というか……わざとらしい感じがするから、ひとまずは『徳永さん』で行こう。
今は呼び方よりも、メールの内容だ。
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「何で蓮沼さんにそんなこと分かるの? 何で蓮沼さん、徳永さんのことが分かるの?」
何か俺は全然分かってないみたいなのに、蓮沼さんはすごい分かってるみたい。
俺よりも、蓮沼さんが徳永さんと付き合ったほうがいいんじゃない?
「別に俺は徳永さんのことなんてそんなに知らないけど……1回しか会ったことないし。でも、直央くんの話聞いてる限り、徳永さんて、直央くんのこと超好きだな、て分かるよ。そして俺が何で徳永さんと付き合わないといけないの。だったら直央くんと付き合う」
蓮沼さんが、一遍にいろいろ答えて来る。
いや、それこそ何で俺が蓮沼さんと付き合わないといけないの??
「徳永さんてさぁ、直央くんのこと好きだって言わないの?」
「言う」
「うわ、すごいナチュラルに惚気られた」
「蓮沼さんが聞いたんじゃん」
「まぁいいけど。言うんでしょ? 好き、て。直央くん、何でその言葉を信じないの? 徳永さんのこと、信じてないの?」
「…信じてなくない」
徳永さんの言うことを信じてないわけじゃないけど、でも何かそんなのすごすぎて、信じられない感じなんだよね。
でもそっかぁ、好きなのに、好きだって言ってるのに、俺がそれを信じてないんじゃ、徳永さんだって、いい気はしないよね。
「直央くんが、自分の言動とかが超気になるっていうなら、徳永さんの言うことをもうちょっと信じて、徳永さんの気持ちを考えて、それでメールすればいいんだよ。直央くんの言葉でね」
「…………」
蓮沼さんの言うことは本当に尤もで、俺は真剣な気持ちでケータイに向き直った。
ここまで蓮沼先生に教えてもらったんだから、ちゃんと自分で考えて、徳永さんにメール送るぞ。
「がんばってね、直央くん。まぁ、徳永さんのことを何て呼ぶかは知らないけど」
「…!」
すごいいいことをいっぱい教えてくれたのに、最後の最後に、俺が忘れかけてた爆弾を落として、蓮沼さんはバイバイしていった。
そういえば、徳永さんの呼び方問題は、まだ解決してなかった…。
でも、朝も『徳永さん』て呼んでたのに、いきなりメールで下の名前にするのも、何か変というか……わざとらしい感じがするから、ひとまずは『徳永さん』で行こう。
今は呼び方よりも、メールの内容だ。
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