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ビターチョコレートに込めた甘い愛 (57)
2014.03.26 Wed
「よし、切れた!」
「後はこれを一口サイズに切って、ココアをまぶしましょうね。あと、こっちの、箱に入れないところも切ってくださいね。そちらと混ざらないように」
「はーい」
そうだよね、せっかく大きさ計って切ったのに、他の部分と混ざっちゃったら大変だ。
さすが純子さん。
俺なんか詰めが甘いから、絶対みんな混ぜこぜにしちゃって、箱に入れるときに、『あっ!』てなっちゃうと思う。
「ココア…」
こないだココア零しちゃったから、今日は気を付けないと…………て、今日はもうすでにチョコを零してるんだったっけ…。
じゃあ、なおのことココアも零せないよね!
「大丈夫ですから、この中にココアを入れて、切った生チョコを入れてください」
「うん」
ここで箱に入れないチョコと混ぜこぜにしちゃったら、台無しだよね。
箱に入れる分に、崩れないようにココアをまぶして……
「こんな感じだよね?」
「はい。箱に詰める前に、味見してみますか? まぁ大丈夫だとは思いますけど」
「でも、ちゃんと出来てなかったらまずいもんね。味見しよう、味見しよう」
誰も味見してないヤツを徳永さんに上げちゃうなんて、無謀もいいところだ。
よかった、純子さんが気付いてくれて。
「純子さんも食べてね?」
「はい、いただきます」
箱に入れない部分の生チョコを、2人で味見する。
さっきお大福食べたのに、甘いもの食べすぎかな。でも、味見だもんね。
「ん、おいしいですね」
「うん、おいひい。大丈夫! 大丈夫だよね!?」
「えぇ、大丈夫ですよ、この間以上においしく出来てます」
「ホント!?」
それはちょっと褒めすぎなんじゃない?
いくら1回練習したとはいえ、俺ごときが、そんなにすぐ上達するとは思えないのに。
でもまぁ、殆どが純子さんの力だもんね。よっぽどのことがなかったら、おいしく出来るよね。
「徳永さんに上げられそうなものが出来た? 出来た?」
「これだけおいしいんですから、十分だと思いますよ」
「でも徳永さんはさぁ、おいしいものとかいっぱい食べてるじゃん? 高級なヤツとか」
セレブだし…、何よりも、純子さんのおいしいご飯をしょっちゅう食べてるんだもん。
俺なんかが作ったチョコ、ホントにおいしいって思ってくれるかなぁ…。
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「後はこれを一口サイズに切って、ココアをまぶしましょうね。あと、こっちの、箱に入れないところも切ってくださいね。そちらと混ざらないように」
「はーい」
そうだよね、せっかく大きさ計って切ったのに、他の部分と混ざっちゃったら大変だ。
さすが純子さん。
俺なんか詰めが甘いから、絶対みんな混ぜこぜにしちゃって、箱に入れるときに、『あっ!』てなっちゃうと思う。
「ココア…」
こないだココア零しちゃったから、今日は気を付けないと…………て、今日はもうすでにチョコを零してるんだったっけ…。
じゃあ、なおのことココアも零せないよね!
「大丈夫ですから、この中にココアを入れて、切った生チョコを入れてください」
「うん」
ここで箱に入れないチョコと混ぜこぜにしちゃったら、台無しだよね。
箱に入れる分に、崩れないようにココアをまぶして……
「こんな感じだよね?」
「はい。箱に詰める前に、味見してみますか? まぁ大丈夫だとは思いますけど」
「でも、ちゃんと出来てなかったらまずいもんね。味見しよう、味見しよう」
誰も味見してないヤツを徳永さんに上げちゃうなんて、無謀もいいところだ。
よかった、純子さんが気付いてくれて。
「純子さんも食べてね?」
「はい、いただきます」
箱に入れない部分の生チョコを、2人で味見する。
さっきお大福食べたのに、甘いもの食べすぎかな。でも、味見だもんね。
「ん、おいしいですね」
「うん、おいひい。大丈夫! 大丈夫だよね!?」
「えぇ、大丈夫ですよ、この間以上においしく出来てます」
「ホント!?」
それはちょっと褒めすぎなんじゃない?
いくら1回練習したとはいえ、俺ごときが、そんなにすぐ上達するとは思えないのに。
でもまぁ、殆どが純子さんの力だもんね。よっぽどのことがなかったら、おいしく出来るよね。
「徳永さんに上げられそうなものが出来た? 出来た?」
「これだけおいしいんですから、十分だと思いますよ」
「でも徳永さんはさぁ、おいしいものとかいっぱい食べてるじゃん? 高級なヤツとか」
セレブだし…、何よりも、純子さんのおいしいご飯をしょっちゅう食べてるんだもん。
俺なんかが作ったチョコ、ホントにおいしいって思ってくれるかなぁ…。
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