スポンサーサイト
--.--.-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
- BL小説ランキング参加中です。クリックいただけたら嬉しいです。
- コメントや拍手、ありがとうございます。拍手の公開コメントへのお返事はこちらから。それ以外は、コメントをいただいた記事に返信いたします。
- お題配布サイト「明日」はひっそりまったり更新中です。毎日更新しない日誌「遊び心がない」もよろしくね。
カテゴリー:スポンサー広告
ビターチョコレートに込めた甘い愛 (45)
2014.03.14 Fri
「今日あの、蓮沼さんが、」
「蓮沼と一緒だったの? メシ?」
「あ、うん…、ゴメンなさい…」
「いや、謝んなくてもいいけど。そりゃ、ちょっとは妬くけど…」
そうだ、蓮沼さんと一緒にご飯食べたことを言ったら、徳永さんが何か言うかな、て思って、メールには蓮沼さんのこと書かなかったのに、今言っちゃったら、意味ないじゃん。
俺のバカ!
「それで写真添付したんだ?」
「…うん。いろいろ出来るようになりたいから、蓮沼さんに教えてもらったの」
ただでさえ、徳永さんに隠し事してて、何だか気持ちがモヤモヤしてるから、これ以上は嘘とかつきたくなくて、素直に本当のことを言う。
俺はよく分かんないけど、みんな、メールで写真のやり取りとかしてるんでしょ? だったら俺だって、そのくらい出来るようにならないとだもんね。
「直央くんからの初めての写メだから、しっかり保存しとこう」
「え、何それ。俺、これからバンバン写真送るよ! バンバン!」
「あはは、期待してるよ」
徳永さんは、笑いながら洗面所に向かった。
何か……どうせ無理だ、て思われてる感じがする。むぅ…、がんばるもん!
「そのためには、写真の練習もしないとだな…。覚えること、いっぱいだ…」
「直央くん、何ひとり言言ってんの」
「あわわわわ」
1人で気合を入れてたら、徳永さんが洗面所から戻って来た。
「徳永さんに写真のメール送るのに、写真の練習もしないと、て思って…」
「写真の練習? 撮り方なら、覚えたんじゃないの? まだ?」
「そうじゃなくて! 俺の写真、何か変じゃなかった?」
「そう?」
だって、蓮沼さんに、ハンバーグをアップで撮り過ぎたの、言われたもん。
あれはきっと、格好いい撮り方じゃなかったんだ。
「おいしそうに撮れてたよ? どこで食べたの?」
「ファミレス。飲み物ね、いっぱい飲めるしね、ハンバーグおいしいから」
徳永さんはファミレスなんて行かないだろうから、ドリンクバーのこと、説明してあげる。
きっと徳永さんは、俺の大好きな『お得感』とかなんて、どうでもいいと思うんだけど、念のため。
「直央くん、ドリンクバー好きなの? 確かに種類多いけど、そんなに飲み切れなくもない?」
「………………。あれ? 徳永さん、ドリンクバー知ってるの?」
「え、知ってるけど。もしかして、俺が知らないと思って、今一生懸命説明してくれたの?」
「うん」
何だ、知ってるのか。
そうだよね、徳永さん自身が行かないとしても、そのくらい知ってるか…。
back next
「蓮沼と一緒だったの? メシ?」
「あ、うん…、ゴメンなさい…」
「いや、謝んなくてもいいけど。そりゃ、ちょっとは妬くけど…」
そうだ、蓮沼さんと一緒にご飯食べたことを言ったら、徳永さんが何か言うかな、て思って、メールには蓮沼さんのこと書かなかったのに、今言っちゃったら、意味ないじゃん。
俺のバカ!
「それで写真添付したんだ?」
「…うん。いろいろ出来るようになりたいから、蓮沼さんに教えてもらったの」
ただでさえ、徳永さんに隠し事してて、何だか気持ちがモヤモヤしてるから、これ以上は嘘とかつきたくなくて、素直に本当のことを言う。
俺はよく分かんないけど、みんな、メールで写真のやり取りとかしてるんでしょ? だったら俺だって、そのくらい出来るようにならないとだもんね。
「直央くんからの初めての写メだから、しっかり保存しとこう」
「え、何それ。俺、これからバンバン写真送るよ! バンバン!」
「あはは、期待してるよ」
徳永さんは、笑いながら洗面所に向かった。
何か……どうせ無理だ、て思われてる感じがする。むぅ…、がんばるもん!
「そのためには、写真の練習もしないとだな…。覚えること、いっぱいだ…」
「直央くん、何ひとり言言ってんの」
「あわわわわ」
1人で気合を入れてたら、徳永さんが洗面所から戻って来た。
「徳永さんに写真のメール送るのに、写真の練習もしないと、て思って…」
「写真の練習? 撮り方なら、覚えたんじゃないの? まだ?」
「そうじゃなくて! 俺の写真、何か変じゃなかった?」
「そう?」
だって、蓮沼さんに、ハンバーグをアップで撮り過ぎたの、言われたもん。
あれはきっと、格好いい撮り方じゃなかったんだ。
「おいしそうに撮れてたよ? どこで食べたの?」
「ファミレス。飲み物ね、いっぱい飲めるしね、ハンバーグおいしいから」
徳永さんはファミレスなんて行かないだろうから、ドリンクバーのこと、説明してあげる。
きっと徳永さんは、俺の大好きな『お得感』とかなんて、どうでもいいと思うんだけど、念のため。
「直央くん、ドリンクバー好きなの? 確かに種類多いけど、そんなに飲み切れなくもない?」
「………………。あれ? 徳永さん、ドリンクバー知ってるの?」
「え、知ってるけど。もしかして、俺が知らないと思って、今一生懸命説明してくれたの?」
「うん」
何だ、知ってるのか。
そうだよね、徳永さん自身が行かないとしても、そのくらい知ってるか…。
back next
- 関連記事
-
- ビターチョコレートに込めた甘い愛 (46) (2014/03/15)
- ビターチョコレートに込めた甘い愛 (45) (2014/03/14)
- ビターチョコレートに込めた甘い愛 (44) (2014/03/13)
- BL小説ランキング参加中です。クリックいただけたら嬉しいです。
- コメントや拍手、ありがとうございます。拍手の公開コメントへのお返事はこちらから。それ以外は、コメントをいただいた記事に返信いたします。
- お題配布サイト「明日」はひっそりまったり更新中です。毎日更新しない日誌「遊び心がない」もよろしくね。
カテゴリー:借金取りさん、こんにちは。