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ビターチョコレートに込めた甘い愛 (40)
2014.03.09 Sun
「直央くんが、徳永さんのイメージ、『大人』て言うから、そういうの選んだんだからね。直央くんが思う徳永さんのイメージのにするか、直央くんの好きな水色にするか、全然違う方向でかわいい系にするか。どうする?」
「どうしよう…」
徳永さんに合うイメージか、俺がいいと思うのにするか、俺的にはちょっとどうかなて思うヤツにするか…………そもそも徳永さんに合うイメージのだって、俺が勝手に思ってるだけで、ホントに合ってるかどうかなんて、分かんないんだけどね。
「蓮沼さんはどう思う?」
「最終的な判断は、直央くんがしてよ」
「じゃあ、この地味なヤツが、徳永さんのイメージに合うかどうかだけでも教えて! 合うて言うならこれにするし、そうじゃないなら、また一から考えるから!」
俺もう、いろいろ考えすぎちゃって、わけ分かんなくなってるから。
何がいいのか、全然分かんない…。
「俺が思うにさ、まぁ一般的に、徳永さんがどう思ってんのかは知らないけど、一般的にさ、男て、あんま派手なヤツて好きじゃないじゃん? あんまキラキラしてんのは、ちょっと……て思う」
「蓮沼さんも?」
「その子が一生懸命選んでくれたなら、それはそれでいいけど、あんま派手なのは、ちょっと気恥ずかしい気がする。直央くんはそうじゃない?」
「分かんにゃい…」
そもそも俺、人からプレゼントなんて貰ったことないし。
あ、徳永さんからは貰ったことあるか。でも、こういうふうにラッピングとか、そういう感じじゃなくて、直接お店に行って、その場で買ったりしたんだよね…。
「じゃ、直央くん、自分が貰うとして、これとこれとこれ、どれがいい?」
「これとこれとこれ? 自分が貰うとして? 誰がくれるの? 徳永さん? 蓮沼さん?」
「そこまで考えなくていいから! この中だったら、どれがいい?」
「んー……これかな」
俺が選んだのは、水色のヤツ。
もともと俺は水色好きだし、濃い灰色(…とは言うけど、殆ど黒)のはすごい地味だし、もう1個はすんごい派手派手だから。この中だったら、やっぱこれかな、て思う。
「じゃ、やっぱこれなんじゃない? ラッピングとはいえ、自分でいまいちだと思ってたら、上げても、やっぱ違うのにすればよかったかな、て思っちゃうよ、きっと」
「そっかぁ」
俺、人からプレゼントを貰ったこともないけど、誰かにプレゼントを贈ったこともないから、そういうこと全然分かんないし、どういう気持ちになるかもよく分かんない…。
でも結局、徳永さんの好みも分からなければ、似合う色も分かんない俺は、蓮沼さんの意見に従っておくのが、一番無難なんだと思う。
「俺が思うにね、徳永さんは、直央くんが選んでくれたら、きっとどんなのでも喜ぶよ」
「そうかなぁ。変なのだったら、何これ、て思うと思うよ?」
「そんなのダメ、許さない」
「そう言われたって…」
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「どうしよう…」
徳永さんに合うイメージか、俺がいいと思うのにするか、俺的にはちょっとどうかなて思うヤツにするか…………そもそも徳永さんに合うイメージのだって、俺が勝手に思ってるだけで、ホントに合ってるかどうかなんて、分かんないんだけどね。
「蓮沼さんはどう思う?」
「最終的な判断は、直央くんがしてよ」
「じゃあ、この地味なヤツが、徳永さんのイメージに合うかどうかだけでも教えて! 合うて言うならこれにするし、そうじゃないなら、また一から考えるから!」
俺もう、いろいろ考えすぎちゃって、わけ分かんなくなってるから。
何がいいのか、全然分かんない…。
「俺が思うにさ、まぁ一般的に、徳永さんがどう思ってんのかは知らないけど、一般的にさ、男て、あんま派手なヤツて好きじゃないじゃん? あんまキラキラしてんのは、ちょっと……て思う」
「蓮沼さんも?」
「その子が一生懸命選んでくれたなら、それはそれでいいけど、あんま派手なのは、ちょっと気恥ずかしい気がする。直央くんはそうじゃない?」
「分かんにゃい…」
そもそも俺、人からプレゼントなんて貰ったことないし。
あ、徳永さんからは貰ったことあるか。でも、こういうふうにラッピングとか、そういう感じじゃなくて、直接お店に行って、その場で買ったりしたんだよね…。
「じゃ、直央くん、自分が貰うとして、これとこれとこれ、どれがいい?」
「これとこれとこれ? 自分が貰うとして? 誰がくれるの? 徳永さん? 蓮沼さん?」
「そこまで考えなくていいから! この中だったら、どれがいい?」
「んー……これかな」
俺が選んだのは、水色のヤツ。
もともと俺は水色好きだし、濃い灰色(…とは言うけど、殆ど黒)のはすごい地味だし、もう1個はすんごい派手派手だから。この中だったら、やっぱこれかな、て思う。
「じゃ、やっぱこれなんじゃない? ラッピングとはいえ、自分でいまいちだと思ってたら、上げても、やっぱ違うのにすればよかったかな、て思っちゃうよ、きっと」
「そっかぁ」
俺、人からプレゼントを貰ったこともないけど、誰かにプレゼントを贈ったこともないから、そういうこと全然分かんないし、どういう気持ちになるかもよく分かんない…。
でも結局、徳永さんの好みも分からなければ、似合う色も分かんない俺は、蓮沼さんの意見に従っておくのが、一番無難なんだと思う。
「俺が思うにね、徳永さんは、直央くんが選んでくれたら、きっとどんなのでも喜ぶよ」
「そうかなぁ。変なのだったら、何これ、て思うと思うよ?」
「そんなのダメ、許さない」
「そう言われたって…」
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