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キャラメル・シュガーの王子様 (15)
2013.08.30 Fri
「むっちゃんも、すごいけど…」
愛菜と眞織の食べっぷりにまったく動じることなく、それと同じペースで食べている睦月も睦月だ。
普段から、平気でお菓子によってお腹をいっぱいにしてしまうような子ではあるけれど、それにしても、こんなに食べれるなんて…。
「あ、あと一口~…」
とうとうお皿に残ったのはプリンは、、スプーン1杯分となってしまった。
ノルマである2個分を食べられなかった者が半分もいる以上、最後まで食べていた睦月と愛菜、眞織が食べた量はかなりのはずなのに、睦月は名残惜しそうに、最後の一口を掬った。
「…食べていい?」
「どうぞ」
一応、一緒に食べていた愛菜と眞織に気を遣ってみるが、睦月は大変食べたそうな顔をしている。
これだけ食べればもう十分、と愛菜も眞織も、その最後の一口を睦月に譲った。
「はぁ~、満足満足」
バケツプリンを食べ切って、睦月はご機嫌でスプーンを置いた。
昨日、このキットを見つけてから、ずっとやりたくてやりたくて仕方がなかったのだ、そりゃ大満足でしょう。
「10人いても、絶対食い切れないと思ってたけど、食ったねぇー」
甘いものの食べ過ぎで、若干グッタリしていた翔真が、空になった皿を見て、感心するように言った。
本物のバケツプリンを見た瞬間はテンションが上がったけれど、翔真は、睦月がバケツプリンのキットを買うと言ったときから、今食べ切るのを見届けるまで、全部食べるのは絶対無理だと思っていたのだ。
「最終的には、3人で食べてた…」
そう言った和衣も、自分に出来る精一杯のことはしたけれど、この3人には到底及ばなかった。
バケツプリンを完食できたのは、やはり3人のおかげだろう。
「つか、ヤバいね」
愛菜と眞織、そして睦月以外の7人がダウンしている中、そう口にしたのは眞織だった。
平気そうにしていたけど、やっぱり食べすぎて、体調が悪くなった? そうだよね、いくら甘いもの好きでも、食べ過ぎだったよね? …と、男どもは今さら心配したのだが。
そこはそれ。
愛菜や眞織が、そんな簡単にへたばるわけがないのだ。
「今日の夜、飲み会だから、せっかくお昼軽めにしたのに、結局また食べちゃった」
「あ、そうだ」
最初に『ヤバイね』と前置きしたはずなのに、その後に続いた言葉の言い方が、まったく全然ヤバそうでなかったから、どこまで本気なのかは分からないが、とりあえず、これだけ食べた後に、飲み会が控えていることだけは確かなようだ。
和衣なんか、ゴメンナサイだけれど、夕ご飯はちょっといらないかも…とか思っているくらいなのに。
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愛菜と眞織の食べっぷりにまったく動じることなく、それと同じペースで食べている睦月も睦月だ。
普段から、平気でお菓子によってお腹をいっぱいにしてしまうような子ではあるけれど、それにしても、こんなに食べれるなんて…。
「あ、あと一口~…」
とうとうお皿に残ったのはプリンは、、スプーン1杯分となってしまった。
ノルマである2個分を食べられなかった者が半分もいる以上、最後まで食べていた睦月と愛菜、眞織が食べた量はかなりのはずなのに、睦月は名残惜しそうに、最後の一口を掬った。
「…食べていい?」
「どうぞ」
一応、一緒に食べていた愛菜と眞織に気を遣ってみるが、睦月は大変食べたそうな顔をしている。
これだけ食べればもう十分、と愛菜も眞織も、その最後の一口を睦月に譲った。
「はぁ~、満足満足」
バケツプリンを食べ切って、睦月はご機嫌でスプーンを置いた。
昨日、このキットを見つけてから、ずっとやりたくてやりたくて仕方がなかったのだ、そりゃ大満足でしょう。
「10人いても、絶対食い切れないと思ってたけど、食ったねぇー」
甘いものの食べ過ぎで、若干グッタリしていた翔真が、空になった皿を見て、感心するように言った。
本物のバケツプリンを見た瞬間はテンションが上がったけれど、翔真は、睦月がバケツプリンのキットを買うと言ったときから、今食べ切るのを見届けるまで、全部食べるのは絶対無理だと思っていたのだ。
「最終的には、3人で食べてた…」
そう言った和衣も、自分に出来る精一杯のことはしたけれど、この3人には到底及ばなかった。
バケツプリンを完食できたのは、やはり3人のおかげだろう。
「つか、ヤバいね」
愛菜と眞織、そして睦月以外の7人がダウンしている中、そう口にしたのは眞織だった。
平気そうにしていたけど、やっぱり食べすぎて、体調が悪くなった? そうだよね、いくら甘いもの好きでも、食べ過ぎだったよね? …と、男どもは今さら心配したのだが。
そこはそれ。
愛菜や眞織が、そんな簡単にへたばるわけがないのだ。
「今日の夜、飲み会だから、せっかくお昼軽めにしたのに、結局また食べちゃった」
「あ、そうだ」
最初に『ヤバイね』と前置きしたはずなのに、その後に続いた言葉の言い方が、まったく全然ヤバそうでなかったから、どこまで本気なのかは分からないが、とりあえず、これだけ食べた後に、飲み会が控えていることだけは確かなようだ。
和衣なんか、ゴメンナサイだけれど、夕ご飯はちょっといらないかも…とか思っているくらいなのに。
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