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love & kiss & hate (5)
2013.07.26 Fri
「ん~~~~~……るせぇ…」
げ、ミキくんが起きた。
完全に目を覚ます前に、逃げちゃおう――――そう思ったのに。
「ったく、さっきからゴチャゴチャうるせぇんだよっ! お前らがマナくんのかわいさに敵うわけねぇだろっ! しかも、マナくんのかわいさが分かんないとは何だぁ~~~~!!!!」
俺の願いも空しく、ミキくんはしっかりバッチリと目を覚ましてしまった…。しかも、うたた寝だったとはいえ、寝起きであることには違いないのに、とてもそうとは思えないテンションだし。
つか、マナくんのかわいさが分かんない的なこと、確か心の中で思ってただけなのに、何でバレてんの?
「バカバカっ、今日はマナくんがすぐ帰っちゃって、俺、傷心なんだぞっ。もっと慰めろぉ~~~~!!!」
「ちょっミキちゃん、落ち着いてっ。落ちる落ちる!」
ソファの上なのに、いきなりスクッと立ち上がるものだから、ミキくんがソファから落っこちそうになって、有沢くんが慌てて支えてる。
よし、ミキくんのことは、有沢くんに任せよう。
「オイ森下っ、てめぇ、どこ行く気だっ!」
「どこ、て…」
コッソリこの場から逃げ出そうとしたのに、後ろからミキくんに声を掛けられて、嫌々ながら振り返れば、ミキくんがソファの上で仁王立ちしてた。
あぁ…。
「もう寝るんだよ、お休み」
「寝るぅ? よし、俺も寝るぞっ」
「えっ…」
なるべくサラッと言って逃げようとしたのに、ミキくんはそれを許してくれなかった。
「んだよ、嫌なのかよ」
「いや、そうじゃないけど…。ミキくん、お風呂入るんじゃないの?」
ミキくんと1つのベッドに入るのが嫌なわけじゃないけど、今はまぁ…………でもさすがに、嫌だとか言えないよね(空気読めなくても、俺、大人だから)。
だから、遠回しに、逃げる口実を言ってみたんだけど。
「風呂はいい、今日はもう寝るっ」
えー……。
「ミキちゃん、もう寝るの? じゃあ俺もっ」
えぇー……。
ミキくんの『もう寝る』発言の後には、予想どおりの有沢くんの言葉。
こうなると思ったから、早く寝たかったのに…。
「さぁ寝るぞっ」
ソファからピョーンと飛び降りたミキくんが、俺を追い越して寝室に向かう。
そして有沢くんも…。
「ちょっ待ってよっ」
俺も慌てて2人を追い掛けたけど。
「…………」
確かにね、ベッドはクイーンサイズですから。寝ようと思えば、男3人だって、寝られますよ。
でも、先にベッドに乗った2人が、まさに「大」の字になって寝てたら、俺はどこに寝ればいいんだっつの!
あぁ~~~もぉ~~~~!!!!
love & kiss & hate
「なぁなぁ、有沢ー、森下ー。どうせだから3人でやっちゃう!?」
「えー? 俺、森下のチンコなんて見たくねぇんだけど」
(お願いだから、俺を寝かせて…)
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げ、ミキくんが起きた。
完全に目を覚ます前に、逃げちゃおう――――そう思ったのに。
「ったく、さっきからゴチャゴチャうるせぇんだよっ! お前らがマナくんのかわいさに敵うわけねぇだろっ! しかも、マナくんのかわいさが分かんないとは何だぁ~~~~!!!!」
俺の願いも空しく、ミキくんはしっかりバッチリと目を覚ましてしまった…。しかも、うたた寝だったとはいえ、寝起きであることには違いないのに、とてもそうとは思えないテンションだし。
つか、マナくんのかわいさが分かんない的なこと、確か心の中で思ってただけなのに、何でバレてんの?
「バカバカっ、今日はマナくんがすぐ帰っちゃって、俺、傷心なんだぞっ。もっと慰めろぉ~~~~!!!」
「ちょっミキちゃん、落ち着いてっ。落ちる落ちる!」
ソファの上なのに、いきなりスクッと立ち上がるものだから、ミキくんがソファから落っこちそうになって、有沢くんが慌てて支えてる。
よし、ミキくんのことは、有沢くんに任せよう。
「オイ森下っ、てめぇ、どこ行く気だっ!」
「どこ、て…」
コッソリこの場から逃げ出そうとしたのに、後ろからミキくんに声を掛けられて、嫌々ながら振り返れば、ミキくんがソファの上で仁王立ちしてた。
あぁ…。
「もう寝るんだよ、お休み」
「寝るぅ? よし、俺も寝るぞっ」
「えっ…」
なるべくサラッと言って逃げようとしたのに、ミキくんはそれを許してくれなかった。
「んだよ、嫌なのかよ」
「いや、そうじゃないけど…。ミキくん、お風呂入るんじゃないの?」
ミキくんと1つのベッドに入るのが嫌なわけじゃないけど、今はまぁ…………でもさすがに、嫌だとか言えないよね(空気読めなくても、俺、大人だから)。
だから、遠回しに、逃げる口実を言ってみたんだけど。
「風呂はいい、今日はもう寝るっ」
えー……。
「ミキちゃん、もう寝るの? じゃあ俺もっ」
えぇー……。
ミキくんの『もう寝る』発言の後には、予想どおりの有沢くんの言葉。
こうなると思ったから、早く寝たかったのに…。
「さぁ寝るぞっ」
ソファからピョーンと飛び降りたミキくんが、俺を追い越して寝室に向かう。
そして有沢くんも…。
「ちょっ待ってよっ」
俺も慌てて2人を追い掛けたけど。
「…………」
確かにね、ベッドはクイーンサイズですから。寝ようと思えば、男3人だって、寝られますよ。
でも、先にベッドに乗った2人が、まさに「大」の字になって寝てたら、俺はどこに寝ればいいんだっつの!
あぁ~~~もぉ~~~~!!!!
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「なぁなぁ、有沢ー、森下ー。どうせだから3人でやっちゃう!?」
「えー? 俺、森下のチンコなんて見たくねぇんだけど」
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