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パニエの下の誘惑 (2)
2013.05.15 Wed
「先生が写真とか撮る気なら、着替えねぇっ!」
「にゃあっ! じゃあ撮んないから、ここで着替えて!」
「…………」
…今この人、『にゃあ』つったよね?
その後、普通に話を続けてるところ見ると、言い間違えたわけでもなさそうだし…………素で言ったの?
「着替え終わるまで撮んないから! 俺の瞳に焼き付けるだけにするから! それならいいでしょ!?」
「まぁ…」
その言い方が嫌なんだけど…。
でもとりあえず、着替えてるところを撮られないだけマシ…て思って、俺はその場で着替えることにした(だって、先生はきっとどうあっても諦めないだろうから)。
「…ていうか先生、」
「何?」
ショップの袋から中身を全部取り出した俺は、何とも言えない気持ちになって、先生に視線を向けた。
今度こそ素直にテーブルの上にスマホを置いた先生は、俺が何でこんな呆れたような顔をしているのか、もちろん分からない様子で、キョトンと首を傾げている。
「これ、自分1人で買って来たの? 店行って?」
「そーだけど?」
聞けば、先生は何でもないふうに返事をするから、俺はギョッとする。
だって中に入ってたのは、黒のミニ丈ワンピに、白いエプロン、ふわっとしたパニエだ。他にリボンやカチューシャもあるし、白いソックスは、長さからしてオーバーニーだろう。
それを先生は、1人でコスプレショップに行って、買い集めて来たのだ――――俺にメイドの格好をさせたい情熱、強すぎる!
「…一応聞くけど、恥ずかしくなかった?」
「マナくんに何着てもらおう、てワクワクしてたから、全然」
「あ、そう…」
もう何も言うまい。
別にメイド服を購入することは恥ずべきことではないけれど、ネットでこっそり…とかじゃなくて、店員さんがいるお店で、何の照れもなく買える男性客て、そういないと思う…。
「でも、お店の店員さんも、何か変なカッコしてたよ?」
「変な格好じゃなくて、コスプレしてたんでしょ、コスプレショップなんだから」
「メイドさんもいたけど、マナくんのがかわいかった」
「…そりゃどーも」
男として、男の娘メイドの姿を褒められて、素直に喜んでいいのかは分からないけど、まぁ仕事としてやってるからには、かわいいと思ってもらえるほうがいいんだろうか。
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「にゃあっ! じゃあ撮んないから、ここで着替えて!」
「…………」
…今この人、『にゃあ』つったよね?
その後、普通に話を続けてるところ見ると、言い間違えたわけでもなさそうだし…………素で言ったの?
「着替え終わるまで撮んないから! 俺の瞳に焼き付けるだけにするから! それならいいでしょ!?」
「まぁ…」
その言い方が嫌なんだけど…。
でもとりあえず、着替えてるところを撮られないだけマシ…て思って、俺はその場で着替えることにした(だって、先生はきっとどうあっても諦めないだろうから)。
「…ていうか先生、」
「何?」
ショップの袋から中身を全部取り出した俺は、何とも言えない気持ちになって、先生に視線を向けた。
今度こそ素直にテーブルの上にスマホを置いた先生は、俺が何でこんな呆れたような顔をしているのか、もちろん分からない様子で、キョトンと首を傾げている。
「これ、自分1人で買って来たの? 店行って?」
「そーだけど?」
聞けば、先生は何でもないふうに返事をするから、俺はギョッとする。
だって中に入ってたのは、黒のミニ丈ワンピに、白いエプロン、ふわっとしたパニエだ。他にリボンやカチューシャもあるし、白いソックスは、長さからしてオーバーニーだろう。
それを先生は、1人でコスプレショップに行って、買い集めて来たのだ――――俺にメイドの格好をさせたい情熱、強すぎる!
「…一応聞くけど、恥ずかしくなかった?」
「マナくんに何着てもらおう、てワクワクしてたから、全然」
「あ、そう…」
もう何も言うまい。
別にメイド服を購入することは恥ずべきことではないけれど、ネットでこっそり…とかじゃなくて、店員さんがいるお店で、何の照れもなく買える男性客て、そういないと思う…。
「でも、お店の店員さんも、何か変なカッコしてたよ?」
「変な格好じゃなくて、コスプレしてたんでしょ、コスプレショップなんだから」
「メイドさんもいたけど、マナくんのがかわいかった」
「…そりゃどーも」
男として、男の娘メイドの姿を褒められて、素直に喜んでいいのかは分からないけど、まぁ仕事としてやってるからには、かわいいと思ってもらえるほうがいいんだろうか。
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