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嬉しそうに見つめてくれるところ (1)
2013.04.10 Wed
特にこれといった名目はなかったが、最近みんなで飲んでないし飲み行こうよ~、という声から始まったゼミの飲み会に、亮と睦月も参加していた。
今日はバイトもないし、別にどっちでもいいかも…だった睦月は、亮が行くと言うから、くっ付いてきたのだ。
…が。
「結局むっちゃんて、すぐ寝ちゃうんだよね~」
亮の隣に寝転がって、気持ちよさそうに眠っている睦月を見つけ、眞織が笑いながらそう言った。
アルコールの量に限らず、ある程度の時間になると、睡魔に勝てずに睦月が眠ってしまうのは、いつものことだ。
「だってさぁ、ここ来てから、起きてる時間より、寝てる時間のほうが長くない?」
壁に掛かっている時計を見て、愛菜も笑う。
相変わらず仲のいい愛菜と眞織は、今日もかわいく2人セットだが、アルコールの摂取量は底なしというか、かわいい女子には程遠い量となっているのに、まだまだ元気だ。
「でも、ちゃんと飲み会来てくれるんだよね。で、二次会も出るの」
「そうそう。でも結局、二次会もずっと寝てんの」
睦月は限りなく面倒くさがりだし、人見知りもするから、最初のころは飲み会もあまり出たがらなかったのだが、さすがにゼミのメンバーともなると見知った顔なので、予定が合わない場合を除けば、大体出るようになった。
それでも、亮がダメなときは出たがらないから、若干人見知りは発揮しているのかもしれないが。
「今日はどうする~? むっちゃん、行く~?」
一次会の精算をしながら、愛菜が寝ている睦月に声を掛けるが、睦月はまったく反応しない。
これだけ賑やかな店内で、酔って潰れたわけでもないのに、よくもまぁこんなに爆睡できたものだ。
「…つか、こないだみたいに、アイスで釣るなよ? 二次会で食えねぇと、また次に行くはめにから」
前の飲み会のとき、アイス食べよ? と睦月を二次会に誘ったはいいが、寝ている睦月以外はみんなお酒を飲んでいて、結局アイスを食べる間もなく精算したのだが、実は睦月はアイスが出てくるのをずっと待っていたのだと分かり、愛菜と眞織、そして亮と睦月の4人で次の店へと移動したのだ。
そこで睦月はようやくアイスにあり付いたのだが、3人はそこで飲み直すこととなり、翌日亮は二日酔いで散々だったのだ。愛菜と眞織のペースで酒を飲むと、まったくロクなことがない。
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今日はバイトもないし、別にどっちでもいいかも…だった睦月は、亮が行くと言うから、くっ付いてきたのだ。
…が。
「結局むっちゃんて、すぐ寝ちゃうんだよね~」
亮の隣に寝転がって、気持ちよさそうに眠っている睦月を見つけ、眞織が笑いながらそう言った。
アルコールの量に限らず、ある程度の時間になると、睡魔に勝てずに睦月が眠ってしまうのは、いつものことだ。
「だってさぁ、ここ来てから、起きてる時間より、寝てる時間のほうが長くない?」
壁に掛かっている時計を見て、愛菜も笑う。
相変わらず仲のいい愛菜と眞織は、今日もかわいく2人セットだが、アルコールの摂取量は底なしというか、かわいい女子には程遠い量となっているのに、まだまだ元気だ。
「でも、ちゃんと飲み会来てくれるんだよね。で、二次会も出るの」
「そうそう。でも結局、二次会もずっと寝てんの」
睦月は限りなく面倒くさがりだし、人見知りもするから、最初のころは飲み会もあまり出たがらなかったのだが、さすがにゼミのメンバーともなると見知った顔なので、予定が合わない場合を除けば、大体出るようになった。
それでも、亮がダメなときは出たがらないから、若干人見知りは発揮しているのかもしれないが。
「今日はどうする~? むっちゃん、行く~?」
一次会の精算をしながら、愛菜が寝ている睦月に声を掛けるが、睦月はまったく反応しない。
これだけ賑やかな店内で、酔って潰れたわけでもないのに、よくもまぁこんなに爆睡できたものだ。
「…つか、こないだみたいに、アイスで釣るなよ? 二次会で食えねぇと、また次に行くはめにから」
前の飲み会のとき、アイス食べよ? と睦月を二次会に誘ったはいいが、寝ている睦月以外はみんなお酒を飲んでいて、結局アイスを食べる間もなく精算したのだが、実は睦月はアイスが出てくるのをずっと待っていたのだと分かり、愛菜と眞織、そして亮と睦月の4人で次の店へと移動したのだ。
そこで睦月はようやくアイスにあり付いたのだが、3人はそこで飲み直すこととなり、翌日亮は二日酔いで散々だったのだ。愛菜と眞織のペースで酒を飲むと、まったくロクなことがない。
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