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BELOVED (後編)
2008.06.14 Sat
「何やってんだよ」
苦笑しながら戻ってくる拓海の手には、缶ビール。それを取りに行っただけなら、きっとすぐに戻ってきてたはずだから、きっちり独り言を聞かれたはずだ。
恥ずかしくなって、悠也は何も言わずに再びソファに丸くなった。
「おっとっと、もう寝たふりは終わりでしょ?」
クシャリと髪をかき混ぜられる。
「……ずっと気付いてたのかよ…」
「気付かないふりすんのも大変だったんだけど」
「悪趣味!」
悠也はバッと体を起こした。
「ねぇ、さっきの、もっかい言ってよ?」
「さっきのって…―――ッ…!」
先ほどの独り言を思い出し、悠也はカッと頬が熱くなるのが分かった。拓海がいないと思って、思わず洩らしてしまった本音。
「悠ちゃん、普段あんま好きとか言わねぇじゃん。ねぇ、さっきの、マジだよね?」
「知らねぇよ!」
悠也はますます身を縮こまらせて、きっと赤くなっているであろう耳を両手で隠した。
「フッ、悠ちゃんてホント…」
ひょい。
「おわっ!?」
軽々とその体を抱き抱えられて。
「かわい」
「バッカじゃねぇの!」
もうホントに、1発殴ってやる!! て思ったのに。
チュッとキスされて。
恥ずかしくって、でも嬉しくって。
「もっかい言ってよ」
「………………好き、だってば…」
悠也は拓海の胸に顔をうずめた。
*END*
苦笑しながら戻ってくる拓海の手には、缶ビール。それを取りに行っただけなら、きっとすぐに戻ってきてたはずだから、きっちり独り言を聞かれたはずだ。
恥ずかしくなって、悠也は何も言わずに再びソファに丸くなった。
「おっとっと、もう寝たふりは終わりでしょ?」
クシャリと髪をかき混ぜられる。
「……ずっと気付いてたのかよ…」
「気付かないふりすんのも大変だったんだけど」
「悪趣味!」
悠也はバッと体を起こした。
「ねぇ、さっきの、もっかい言ってよ?」
「さっきのって…―――ッ…!」
先ほどの独り言を思い出し、悠也はカッと頬が熱くなるのが分かった。拓海がいないと思って、思わず洩らしてしまった本音。
「悠ちゃん、普段あんま好きとか言わねぇじゃん。ねぇ、さっきの、マジだよね?」
「知らねぇよ!」
悠也はますます身を縮こまらせて、きっと赤くなっているであろう耳を両手で隠した。
「フッ、悠ちゃんてホント…」
ひょい。
「おわっ!?」
軽々とその体を抱き抱えられて。
「かわい」
「バッカじゃねぇの!」
もうホントに、1発殴ってやる!! て思ったのに。
チュッとキスされて。
恥ずかしくって、でも嬉しくって。
「もっかい言ってよ」
「………………好き、だってば…」
悠也は拓海の胸に顔をうずめた。
*END*
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COMMENT-FORM
イチゴ ⇒ いやん♪
こんばんわーー!!
久々の悠ちゃんだーー!!!
もう、寝た振りとか可愛すぎです♪拓海くんもなかなか策士?でナイス☆です!もう、ラブラブですな!!
久々の悠ちゃんだーー!!!
もう、寝た振りとか可愛すぎです♪拓海くんもなかなか策士?でナイス☆です!もう、ラブラブですな!!
- |2008.06.14
- |Sat
- |22:02
- |URL
- |EDIT|
如月久美子 ⇒ >イチゴさん
どうしても素直に好きだと言えない悠ちゃんなんですけどね。
相変わらずのツンデレ王です。
まぁたまには拓海くんも、悠ちゃんの前でかっこいいところを見せないと、てことで。
それにしても書けば書くほど、悠ちゃんが年上に見えなくなってくる…。
相変わらずのツンデレ王です。
まぁたまには拓海くんも、悠ちゃんの前でかっこいいところを見せないと、てことで。
それにしても書けば書くほど、悠ちゃんが年上に見えなくなってくる…。