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Honey Bunny Baby! (11)
2012.02.17 Fri
「んぁっ…」
そういうつもりではなかったのに、背中をドアに預けたまま、膝が崩れないよう足を突っ張ったら、下腹部を祐介のほうに押し付けるような形になってしまい、羞恥と快感で和衣はカッと体が熱くなるのが分かった。
慌てて元の体勢に戻ろうとするが、背中は滑るし、キスは気持ちいいし、全然うまくいかない。
そうしている間にも、祐介の片手は崩れそうになる和衣の体を支え、もう片方の手は、器用に和衣のベルトのバックルを外していく。
こ…ここ、まだベッドじゃないけど…??
というか、まだコートすら脱いでいないのに。
「ゆ…ゆぅ…?」
「…ん?」
戸惑いながら和衣が声を掛ければ、祐介は和衣のジーンズのフロントから手を離して、唾液に濡れた自分の口元を手の甲で拭いながら、首を傾げた。
(今ここで、ベッド…とか言ったら、最高に空気読めてない感じ…?)
欲に濡れた祐介の瞳を見つめ返しながら、和衣は快楽に流されつつある思考回路で、そんなことを思っていた。
前に、ベッドに行く前に盛り上がってしまい、和衣は、祐介がよければそのままソファでも…て思って、そう言ったけれど、結局あのときは、祐介が和衣を宥めてベッドに向かったのだ。
けれど今、祐介に少しの余裕があるようにも見えなくて、もしかしてこのままここで最後までしてしまうんだろうか、と思う。
和衣的には、祐介がそうしたいのなら、恥ずかしいけれど身を任せたっていいとは思うが、イレギュラーな場所では経験がないから、何をどうしたらいいのかさっぱり分からない。
変なことをして、祐介が萎えてしまったら、ショックで立ち直れないかも…。
「ゴメ…ちょっと余裕なかった…」
どうしていいか分からずに、和衣が視線だけキョロキョロしていたら、フッ…と祐介の空気が和らいで、両脇に腕を入れられ、崩れ掛けた体を引き上げられた。
驚いて祐介の顔に視線を戻せば、いつもの優しい祐介がそこにはいた。
「ゆぅ…」
和衣の濡れた唇を、祐介の親指が拭う――――その瞬間、和衣の心の芯に火が点いてしまった。
離れて行こうとした祐介の手首を掴んで、和衣の唾液で濡れたままの親指に、カプと歯を立てる。驚いた表情の祐介の顔から、目を離さない。
祐介はいつだって優しくて、和衣のことを一番に考えていてくれて、自分でも面倒くさい性格だと自覚している和衣が困らないように、さりげなくリードしてくれる。
…でも、こんなときまで、そんなでなくていいのに。
そう思うのは、和衣のワガママなんだろうか。
「…しよ? 続き…」
「ッ、かずっ…」
「でもあの…、その…………ベッド…」
あぁもう、やっぱり全然うまく誘えない。
それに、このままここでするのはよく分かんないし、恥ずかしいから、やっぱりベッドがいいと思って付け加えてみた言葉は、やっぱり最高に空気読めてない感じになってしまって、和衣は居た堪れなくなってしまう。
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そういうつもりではなかったのに、背中をドアに預けたまま、膝が崩れないよう足を突っ張ったら、下腹部を祐介のほうに押し付けるような形になってしまい、羞恥と快感で和衣はカッと体が熱くなるのが分かった。
慌てて元の体勢に戻ろうとするが、背中は滑るし、キスは気持ちいいし、全然うまくいかない。
そうしている間にも、祐介の片手は崩れそうになる和衣の体を支え、もう片方の手は、器用に和衣のベルトのバックルを外していく。
こ…ここ、まだベッドじゃないけど…??
というか、まだコートすら脱いでいないのに。
「ゆ…ゆぅ…?」
「…ん?」
戸惑いながら和衣が声を掛ければ、祐介は和衣のジーンズのフロントから手を離して、唾液に濡れた自分の口元を手の甲で拭いながら、首を傾げた。
(今ここで、ベッド…とか言ったら、最高に空気読めてない感じ…?)
欲に濡れた祐介の瞳を見つめ返しながら、和衣は快楽に流されつつある思考回路で、そんなことを思っていた。
前に、ベッドに行く前に盛り上がってしまい、和衣は、祐介がよければそのままソファでも…て思って、そう言ったけれど、結局あのときは、祐介が和衣を宥めてベッドに向かったのだ。
けれど今、祐介に少しの余裕があるようにも見えなくて、もしかしてこのままここで最後までしてしまうんだろうか、と思う。
和衣的には、祐介がそうしたいのなら、恥ずかしいけれど身を任せたっていいとは思うが、イレギュラーな場所では経験がないから、何をどうしたらいいのかさっぱり分からない。
変なことをして、祐介が萎えてしまったら、ショックで立ち直れないかも…。
「ゴメ…ちょっと余裕なかった…」
どうしていいか分からずに、和衣が視線だけキョロキョロしていたら、フッ…と祐介の空気が和らいで、両脇に腕を入れられ、崩れ掛けた体を引き上げられた。
驚いて祐介の顔に視線を戻せば、いつもの優しい祐介がそこにはいた。
「ゆぅ…」
和衣の濡れた唇を、祐介の親指が拭う――――その瞬間、和衣の心の芯に火が点いてしまった。
離れて行こうとした祐介の手首を掴んで、和衣の唾液で濡れたままの親指に、カプと歯を立てる。驚いた表情の祐介の顔から、目を離さない。
祐介はいつだって優しくて、和衣のことを一番に考えていてくれて、自分でも面倒くさい性格だと自覚している和衣が困らないように、さりげなくリードしてくれる。
…でも、こんなときまで、そんなでなくていいのに。
そう思うのは、和衣のワガママなんだろうか。
「…しよ? 続き…」
「ッ、かずっ…」
「でもあの…、その…………ベッド…」
あぁもう、やっぱり全然うまく誘えない。
それに、このままここでするのはよく分かんないし、恥ずかしいから、やっぱりベッドがいいと思って付け加えてみた言葉は、やっぱり最高に空気読めてない感じになってしまって、和衣は居た堪れなくなってしまう。
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