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映画のような恋がしたい。(だって最後は決まってハッピーエンドだ。) (41)
2011.10.26 Wed
「ま、座って、座って」
大和がそう言いながら遥希に着席を促したが、琉は遥希が大和の隣でなく、自分の横に座るようにそれとなく誘導した。
なのに大和は、「確かに琉が言うだけあって、ホントかわいいね」なんて、カメラの前でも見せないようなスマイルを遥希に向けるから、気が気でない。
「俺、一ノ瀬大和ね、よろしく」
「はははははい! あわわわ、えと、おおお小野田遥希です!」
慌て過ぎて、噛みまくった挨拶をした遥希が、深々とお辞儀をして………………―――――ガンッ!
そのまま、テーブルに思いっ切りおでこを打ち付けた…。
「………………ッッッ~~~~~!!!」
「ハルちゃん!?」
「ちょっ…!」
まるでコントみたいなその出来事に、琉も大和も一瞬固まったが、遥希ががおでこを押さえて身を丸くしたから、相当痛いのだと分かって、すぐに我に返った。
「ハルちゃん、ちょっ…」
「うぅ~…」
ケガでもしていたら大変だと、琉がぶつけたおでこを見ようとするが、遥希が両手でしっかりガードしているから、見ることが出来ない。
「ハルちゃん、ちょっと見せて。ね?」
「ヤ…恥ずかし…」
遥希はよほど恥ずかしいのか、隠し切れない耳まで真っ赤になっている。
恥ずかしいのは分かるが、しかし今はそれどころではない。
「ケガしてたら大変だから、ね、見せて、ハルちゃん」
「…」
言えば、遥希はようやく手を退かして、顔を上げてくれた。
かなり痛かったのだろう、目には涙が溜まっている。
「大丈夫? 何か冷やすもの貰おうか?」
「だい…じょうぶ、です…」
大和に心配そうに尋ねられ、遥希は鼻を啜りながら、やっとで返事をした。
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大和がそう言いながら遥希に着席を促したが、琉は遥希が大和の隣でなく、自分の横に座るようにそれとなく誘導した。
なのに大和は、「確かに琉が言うだけあって、ホントかわいいね」なんて、カメラの前でも見せないようなスマイルを遥希に向けるから、気が気でない。
「俺、一ノ瀬大和ね、よろしく」
「はははははい! あわわわ、えと、おおお小野田遥希です!」
慌て過ぎて、噛みまくった挨拶をした遥希が、深々とお辞儀をして………………―――――ガンッ!
そのまま、テーブルに思いっ切りおでこを打ち付けた…。
「………………ッッッ~~~~~!!!」
「ハルちゃん!?」
「ちょっ…!」
まるでコントみたいなその出来事に、琉も大和も一瞬固まったが、遥希ががおでこを押さえて身を丸くしたから、相当痛いのだと分かって、すぐに我に返った。
「ハルちゃん、ちょっ…」
「うぅ~…」
ケガでもしていたら大変だと、琉がぶつけたおでこを見ようとするが、遥希が両手でしっかりガードしているから、見ることが出来ない。
「ハルちゃん、ちょっと見せて。ね?」
「ヤ…恥ずかし…」
遥希はよほど恥ずかしいのか、隠し切れない耳まで真っ赤になっている。
恥ずかしいのは分かるが、しかし今はそれどころではない。
「ケガしてたら大変だから、ね、見せて、ハルちゃん」
「…」
言えば、遥希はようやく手を退かして、顔を上げてくれた。
かなり痛かったのだろう、目には涙が溜まっている。
「大丈夫? 何か冷やすもの貰おうか?」
「だい…じょうぶ、です…」
大和に心配そうに尋ねられ、遥希は鼻を啜りながら、やっとで返事をした。
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