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one night in heaven (21)
2011.05.09 Mon
*R15です。R15でもないかもですが、念のため。15歳未満のかた、性的な表現の苦手なかたはご遠慮くださいませ。
部屋のバスルームは、まさかのビューバスだったので、さすがに亮も驚いた。
食事をしたときの窓際と同じ並びなので、景色は殆ど変らないけれど、やはり雰囲気は違うし、オシャレな造りのバスルームと、ゆったりとしたバスタブ。
女の子なら絶対に喜びそうだな、と亮は思う(睦月と一緒にいるのに女の子…。でも睦月は、長風呂が苦手で、お風呂自体、そんなに好きでないから…)。
「外見える…」
お湯を溜めているバスタブの縁に手を突き、窓のほうに身を乗り出した睦月は、ほわ~…と、外の景色を眺めている。
睦月は、夜景だとかイルミネーションだとか、腹の足しにならないようなものには興味がないかと思いきや、意外と気に入っているらしい。
「ねぇねぇ、これってさぁ、こっから外丸見えじゃん? 外からはこっち見えないのかな?」
「えー? だってここ38階だよ? さすがに見えないっしょ」
「そっかぁ」
これだけの高級ホテルで、そうしたことへの配慮がないとは思えない。
実際、この窓から見える景色に、高層の建築物はうんと向こうにしかないし、地上からこの高さの階を覗こうと思ったって、見えるわけもなくて。
「これなら、むっちゃんと何したって、誰にも見られないよ?」
「亮、何する気?」
亮がわざとそう言えば、睦月も分かっていて、わざとそう聞き返す。
振り返った睦月の口の端が、ニヤリと上がる。亮は睦月がバスタブに落ちないようにその腰を抱いて、唇にキスを落とせば、かすかにオレンジの味。
「ん…」
睦月をバスタブの縁に腰掛けさせ、何度もキスを仕掛ける。
甘くて柔らかい唇を貪り、うっすらと開いた唇に舌を差し入れると、睦月のほうから求めるように舌を絡ませてきた。
「ふ、ぅん…」
シャツの裾から手を忍ばせ、滑らかな素肌を辿ると、睦月はビクビクと体を震わせて、亮の背中に回した腕に力を込めた。
キスだけでも敏感になっている睦月に気をよくし、亮はさらにその体をまさぐっていく。
「やぁ…ぅ…ん、りょぉ…」
「ぅん? …何? むっちゃん」
唇を合わせたままで聞き返したけれど、睦月は何も答えなくて、亮はその唇の端から零れ落ちた唾液も舐め取って、再び口の中に舌を押し込んだ。
バスタブにお湯の溜まる音がうるさいはずのバスルームで、けれど、グチャグチャと唾液の混ざる音が耳を犯してきて、睦月は、感じすぎている自分が怖くなってきた。
「はぅ…ン…」
鼻にかかった、甘い声。
亮が、熱くなった睦月の舌を吸い上げたから。
背中に回した手で、亮のシャツをキツく握り締める。
「や…も、亮…」
「ヤ? 気持ちいくない?」
「い…けど、んぁ…」
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部屋のバスルームは、まさかのビューバスだったので、さすがに亮も驚いた。
食事をしたときの窓際と同じ並びなので、景色は殆ど変らないけれど、やはり雰囲気は違うし、オシャレな造りのバスルームと、ゆったりとしたバスタブ。
女の子なら絶対に喜びそうだな、と亮は思う(睦月と一緒にいるのに女の子…。でも睦月は、長風呂が苦手で、お風呂自体、そんなに好きでないから…)。
「外見える…」
お湯を溜めているバスタブの縁に手を突き、窓のほうに身を乗り出した睦月は、ほわ~…と、外の景色を眺めている。
睦月は、夜景だとかイルミネーションだとか、腹の足しにならないようなものには興味がないかと思いきや、意外と気に入っているらしい。
「ねぇねぇ、これってさぁ、こっから外丸見えじゃん? 外からはこっち見えないのかな?」
「えー? だってここ38階だよ? さすがに見えないっしょ」
「そっかぁ」
これだけの高級ホテルで、そうしたことへの配慮がないとは思えない。
実際、この窓から見える景色に、高層の建築物はうんと向こうにしかないし、地上からこの高さの階を覗こうと思ったって、見えるわけもなくて。
「これなら、むっちゃんと何したって、誰にも見られないよ?」
「亮、何する気?」
亮がわざとそう言えば、睦月も分かっていて、わざとそう聞き返す。
振り返った睦月の口の端が、ニヤリと上がる。亮は睦月がバスタブに落ちないようにその腰を抱いて、唇にキスを落とせば、かすかにオレンジの味。
「ん…」
睦月をバスタブの縁に腰掛けさせ、何度もキスを仕掛ける。
甘くて柔らかい唇を貪り、うっすらと開いた唇に舌を差し入れると、睦月のほうから求めるように舌を絡ませてきた。
「ふ、ぅん…」
シャツの裾から手を忍ばせ、滑らかな素肌を辿ると、睦月はビクビクと体を震わせて、亮の背中に回した腕に力を込めた。
キスだけでも敏感になっている睦月に気をよくし、亮はさらにその体をまさぐっていく。
「やぁ…ぅ…ん、りょぉ…」
「ぅん? …何? むっちゃん」
唇を合わせたままで聞き返したけれど、睦月は何も答えなくて、亮はその唇の端から零れ落ちた唾液も舐め取って、再び口の中に舌を押し込んだ。
バスタブにお湯の溜まる音がうるさいはずのバスルームで、けれど、グチャグチャと唾液の混ざる音が耳を犯してきて、睦月は、感じすぎている自分が怖くなってきた。
「はぅ…ン…」
鼻にかかった、甘い声。
亮が、熱くなった睦月の舌を吸い上げたから。
背中に回した手で、亮のシャツをキツく握り締める。
「や…も、亮…」
「ヤ? 気持ちいくない?」
「い…けど、んぁ…」
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