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10. そして再び (後編) R18
2008.01.12 Sat
*R18です。いきなりそれっぽい感じで始まりますんで、苦手な方はご注意ください。
「悠ちゃん?」
………………。
「いいよ。思い出させろよ」
「…ん、分かった。ね、キスしていい?」
「聞くな、そんなの」
……ねぇ、あの夜も、こんなふうに聞いたの?
「……ん…」
女とするのとは、全然違うキス。舌を入れられて、口の中を蹂躙される。こんな、攻められるみたいなの、知らないよ。
「ゃ…ちょ…」
キスしながら、拓海の手がシャツの裾から入ってきて、ビックリして体を捩るけど、うまくいかない。
「や…ヤダって…」
「大丈夫だから……」
それだけ言って、また深く口付けられる。拓海の手は、俺の胸をいやらしい手付きで撫で回して。
「ぅん…、はぁっ……」
「悠ちゃ……悠也」
離れた唇が、耳元で俺の名前を呼ぶ。ゾクッ…と、背中を快感が駆け抜ける。コイツに名前、呼ばれただけで感じちゃうの? 俺って…。
「…ッ、」
拓海の手が俺のジーンズの前に触れた。自分でも分かる。キスだけで感じてるの。もう熱くなってて。直に触らなくなって、きっと拓海も気付いてる。
「続き……するよ?」
「…………」
答えられない。続きって? まったく分かんないわけじゃないけど、でも未知の世界。なのに体はどんどん熱くなるし。
「ちょっ……」
ジーンズの前を広げられて、脱がされる瞬間はちょっと抵抗したけど、ムダだった。服を全部脱がされて、拓海も自分のシャツを脱ぎ捨てる。
俺、コイツに抱かれるんだ……。
ボンヤリ思ってると、身を屈めた拓海がいきなり俺のを口に咥えた。
「ちょっ、やっ……待って…あぁっ……」
ビックリして拓海を引き剥がそうとしたけど、ダメだった。俺だって鍛えてるけど、拓海のほうが力があって、その体を退かせられない。
「ヤダ……お願い、やめて…」
「何で? 気持ち良くない?」
「はぅっ…」
丁寧にそこを愛撫されて、段々と頭の中が白んでくる。抵抗したい気持ちと、このままこの快感に流されたい気持ち。クラクラする。
「あ、あぁ……もぉ…」
「イッていいよ。気持ちいいでしょ? ね、イッて?」
「ひぁっ……あぁっ!」
ドクリ。抵抗し切れない俺は、拓海の口の中で達してしまう。それでも拓海は口を離してくれなくて。ゴクッ……と、拓海の喉が鳴るのが分かった。まさか…。
ゆっくりと拓海が離れてく。その姿を視線だけで追う。拓海の、白く汚れた唇。赤い舌が舐め取って。汚れた手もキレイにしていく。
「ん?」
「……飲んだ?」
「んー……うん。ヤダった?」
「バッカ、AVじゃないんだから! そんなことすんなよ!」
「いいじゃん、俺が飲みたかっただけだし」
平然とそんなこと言って、拓海はガサガサとベッドサイドの棚を漁り出して、取り出したのは小さなビン。何かピンク色した液体が入ってる。
「……それ、何?」
「これ? ローション。だって、慣らさなきゃでしょ?」
…………慣らす? え? もしかして、
「ちょ…やっぱヤ……」
「ダーメ。途中棄権は認めません」
「だって、こわ…」
「大丈夫……痛くしないから」
優しい顔で笑い掛け、ホッペとか耳元にキスしてくれる。唇にしないのは、きっとさっきフェラしたせいだから。拓海はてのひらにピンクのローションを垂らして、指先に絡ませてる。
「拓海……あっ…」
軽々と片足を持ち上げられる。怖い。恥ずかしい。俺、この前はこんなの普通にしてたの?
「悠ちゃん…」
ヤダ…そんな優しい声で名前呼ばれたら……ほだされるっ…!
「ホントに嫌? 無理ならやめ……」
「恥ずかしいんだから、さっさとしろ!!」
「イテッ」
この恰好がすごく恥ずかしくて、まともに拓海の顔なんか見れなくて、ギュッと目を瞑ったまま、抱えられたほうの足の踵で、拓海の背中を蹴っ飛ばした。
「……もう、嫌って言ったって、止めないよ?」
「いいから! そのかわり、痛くしたら承知しないからなっ!」
「最高に気持ち良くしてあげるよ」
何だよ、その自信。バカじゃねぇの。女抱くときも、こんななわけ? あ、いや、ホモだから、女は抱かないのか。女相手じゃ勃たないのかなー…………て、あれ? こんなこと、この間も思ったよな、俺。あれ?
「ギャッ!」
脳内で、ぼんやりと何かを掴みかけていたのに。
突然、おしりの、いや、その……ちょっと人には言いたくないような部分に、濡れた感触がして。
ビックリして、反射的に目を開けて体を起こしたら、とてもじゃないが見れたもんじゃない光景がそこにはあって、俺は再び目を閉じた。
もう、途中でやめるつもりはないから。
たとえ拓海が、ローションで濡れたその指先を、俺のおしりの間に這わせてたとしても。
「平気?」
「へい、き…」
……じゃ、ないけど。
でも。
「うぅ~…」
指が…指が中に入ってきてるっ…!
「我慢して。慣らさないとツライから、ね?」
子供をあやすような言い方。
前も、こんなふうに言われた。何のとき? 言ったのは…………拓海?
「あ、ぁ、やぁ……ヤダぁ…」
何とも言えない異物感に、思わず泣き声になる。
もう何か泣き出したい。
痛いのか、苦しいのかよく分かんないけど、とにかくこの時間が、早く終わってくれたらと思う。
「ひ、ぁっ…」
目を閉じたまま、ずっと下半身にだけ意識を飛ばしてたら、いきなり腹筋を撫で上げられて、乳首をつままれた。
自分でも、体がビクッてなったのが分かる。
何、俺、こんなトコいじられて感じてんのかな。うぅん…感じてんのかどうかなんて、よく分かんない。何かムズムズする…。
「いじられんの、好きだよね、ここ」
「んぅー…」
「乳首。さっきより俺の指、飲み込むようになったよ?」
「は…ぅ、ん…」
「ね、もう1本、入れていい?」
「入んな…」
「入るよ。この前も、入れたでしょ?」
この前も?
あぁ…この前も、無理だって言ってんのに、何本も指入れてきた……コイツ…。
「はぁっ…!!」
「ホラ、3本入った…」
「ん、ぁ…あぁ…、な…もぉ…」
俺の中を、拓海の指がグチャグチャに動いてる。
も、ヤなのに、乳首はずっといじられてるし。
全身の感覚が、もうおかしい。
「悠ちゃん…………いい?」
「……ぇ…?」
「入れて、いい…?」
真剣みを帯びた拓海の声に、うっすらと目を開ければ、思いのほか近くに拓海の顔のアップ。
何て答えたらいいのか分からなくて、目を逸らした。
「沈黙は、肯定とみなします」
「…………」
「……いいの?」
何回も聞くなって、バカ!
最初にいいっつったじゃんか!
「…んっ、」
ズルリ。
まさにそんな感じで、拓海の指が中から出てった。
やっと異物感から解放されて、ホッと息をついたのも束の間。
「あぁーーーっっ!!」
今度は、さっきとは比べもんになんないくらいの質量が、俺の中に再び入ってこようとして。
「あ、や、無理ぃっ…」
「クッ…力抜いて…」
「ヤ、ヤ…無理、む…」
無理、無理、無理、無理!! もう無理!!
だって、こんなのっ…!
「悠ちゃ…悠、ふぅーって、息して…?」
「ふ、うぅ…」
苦しそうな拓海の声に、何とか俺も従おうとするんだけど、息なんてそんなの、全然出来ない。
今までどうやって呼吸してたのか、全然分かんない。
「うわっ…あっ、あんっ…」
拓海の手が、あまりの痛みに萎えかけていた俺の前へと伸びて、何の前触れもなくそれを扱き始めたから。
痛みと苦しさに集中したほうがいいのか、その中でかすかに芽生え始めた快感に意識を持っていったほうがいいのか分からなくて、頭が混乱してくる。
「ぁ…あ、ぅん…」
「悠、悠…」
「ん…ぁ…」
「目、開けて? 俺のこと、見て…?」
「あ…?」
拓海…。
「動くよ?」
「…ん、あぁっ…」
両足を抱えられて、腰をガクガク揺さぶられる。
うぅー……痛いけど、痛くないけど、早い動きに、意識が付いていかない。
「悠……好き、好きだよ…」
何度も囁かれて。
あぁ…そうだ。
女相手じゃ勃たないのかなー…て思った相手も。
子供をあやすように宥めてきたのも。
無理だっつってんのに、やめようとしなかったのも。
…………って、言ってきたのも…。
「たく、み…」
「…ん? 何…?」
酔ってたけど、酔ってたせいじゃなくて。
「はぁ…ぁ、ん……好、き…」
結局、だから。
そういうことなんだよ。
俺はコイツのこと、好きになってて。
「……俺もだよ…、俺も悠のこと、好き…」
あのとき、何度もそう言ってくれたから。
好きだって、言ってたの。
ゴメンね、忘れちゃってて…。
「ん、や…イク、イキそ…」
「……ん」
『あのときのこと、思い出させてあげようかなー、なんて』
『思い出させて…………どうすんの?』
『だってさ、忘れちゃってるわけでしょ。あのとき俺が…………』
―――――好き、て言ったこと…。
「悠、好き…。もう忘れないでよね…」
青臭いキスで唇を奪われた後、閉じた瞼の裏が、白く染まった。
*END*
果たして人は、こんなに簡単にホモになれるものなのか。
うぅん…ホントは悠ちゃん、もっとかわいくなるはずだったのに。結局体で思い出してしまいました…。
ここまでお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
拍手やコメントをくださったみなさん、ランキングクリックしてくれたみなさん、励みになりました。本当にありがとうございました。
ところでブログ拍手、何かお礼が書けるようになってましたね。
前からなってました? 私が気付かなかっただけ?
今まで返事を書こうにも、どうしたらいいのか分からなくて、何のお礼も出来ずにいましたこと、この場を借りてお詫びします。
でも全部大切に読ませていただきました。
これからは「公開」設定になっているものについて、きちんとお返事していきますね。
「悠ちゃん?」
………………。
「いいよ。思い出させろよ」
「…ん、分かった。ね、キスしていい?」
「聞くな、そんなの」
……ねぇ、あの夜も、こんなふうに聞いたの?
「……ん…」
女とするのとは、全然違うキス。舌を入れられて、口の中を蹂躙される。こんな、攻められるみたいなの、知らないよ。
「ゃ…ちょ…」
キスしながら、拓海の手がシャツの裾から入ってきて、ビックリして体を捩るけど、うまくいかない。
「や…ヤダって…」
「大丈夫だから……」
それだけ言って、また深く口付けられる。拓海の手は、俺の胸をいやらしい手付きで撫で回して。
「ぅん…、はぁっ……」
「悠ちゃ……悠也」
離れた唇が、耳元で俺の名前を呼ぶ。ゾクッ…と、背中を快感が駆け抜ける。コイツに名前、呼ばれただけで感じちゃうの? 俺って…。
「…ッ、」
拓海の手が俺のジーンズの前に触れた。自分でも分かる。キスだけで感じてるの。もう熱くなってて。直に触らなくなって、きっと拓海も気付いてる。
「続き……するよ?」
「…………」
答えられない。続きって? まったく分かんないわけじゃないけど、でも未知の世界。なのに体はどんどん熱くなるし。
「ちょっ……」
ジーンズの前を広げられて、脱がされる瞬間はちょっと抵抗したけど、ムダだった。服を全部脱がされて、拓海も自分のシャツを脱ぎ捨てる。
俺、コイツに抱かれるんだ……。
ボンヤリ思ってると、身を屈めた拓海がいきなり俺のを口に咥えた。
「ちょっ、やっ……待って…あぁっ……」
ビックリして拓海を引き剥がそうとしたけど、ダメだった。俺だって鍛えてるけど、拓海のほうが力があって、その体を退かせられない。
「ヤダ……お願い、やめて…」
「何で? 気持ち良くない?」
「はぅっ…」
丁寧にそこを愛撫されて、段々と頭の中が白んでくる。抵抗したい気持ちと、このままこの快感に流されたい気持ち。クラクラする。
「あ、あぁ……もぉ…」
「イッていいよ。気持ちいいでしょ? ね、イッて?」
「ひぁっ……あぁっ!」
ドクリ。抵抗し切れない俺は、拓海の口の中で達してしまう。それでも拓海は口を離してくれなくて。ゴクッ……と、拓海の喉が鳴るのが分かった。まさか…。
ゆっくりと拓海が離れてく。その姿を視線だけで追う。拓海の、白く汚れた唇。赤い舌が舐め取って。汚れた手もキレイにしていく。
「ん?」
「……飲んだ?」
「んー……うん。ヤダった?」
「バッカ、AVじゃないんだから! そんなことすんなよ!」
「いいじゃん、俺が飲みたかっただけだし」
平然とそんなこと言って、拓海はガサガサとベッドサイドの棚を漁り出して、取り出したのは小さなビン。何かピンク色した液体が入ってる。
「……それ、何?」
「これ? ローション。だって、慣らさなきゃでしょ?」
…………慣らす? え? もしかして、
「ちょ…やっぱヤ……」
「ダーメ。途中棄権は認めません」
「だって、こわ…」
「大丈夫……痛くしないから」
優しい顔で笑い掛け、ホッペとか耳元にキスしてくれる。唇にしないのは、きっとさっきフェラしたせいだから。拓海はてのひらにピンクのローションを垂らして、指先に絡ませてる。
「拓海……あっ…」
軽々と片足を持ち上げられる。怖い。恥ずかしい。俺、この前はこんなの普通にしてたの?
「悠ちゃん…」
ヤダ…そんな優しい声で名前呼ばれたら……ほだされるっ…!
「ホントに嫌? 無理ならやめ……」
「恥ずかしいんだから、さっさとしろ!!」
「イテッ」
この恰好がすごく恥ずかしくて、まともに拓海の顔なんか見れなくて、ギュッと目を瞑ったまま、抱えられたほうの足の踵で、拓海の背中を蹴っ飛ばした。
「……もう、嫌って言ったって、止めないよ?」
「いいから! そのかわり、痛くしたら承知しないからなっ!」
「最高に気持ち良くしてあげるよ」
何だよ、その自信。バカじゃねぇの。女抱くときも、こんななわけ? あ、いや、ホモだから、女は抱かないのか。女相手じゃ勃たないのかなー…………て、あれ? こんなこと、この間も思ったよな、俺。あれ?
「ギャッ!」
脳内で、ぼんやりと何かを掴みかけていたのに。
突然、おしりの、いや、その……ちょっと人には言いたくないような部分に、濡れた感触がして。
ビックリして、反射的に目を開けて体を起こしたら、とてもじゃないが見れたもんじゃない光景がそこにはあって、俺は再び目を閉じた。
もう、途中でやめるつもりはないから。
たとえ拓海が、ローションで濡れたその指先を、俺のおしりの間に這わせてたとしても。
「平気?」
「へい、き…」
……じゃ、ないけど。
でも。
「うぅ~…」
指が…指が中に入ってきてるっ…!
「我慢して。慣らさないとツライから、ね?」
子供をあやすような言い方。
前も、こんなふうに言われた。何のとき? 言ったのは…………拓海?
「あ、ぁ、やぁ……ヤダぁ…」
何とも言えない異物感に、思わず泣き声になる。
もう何か泣き出したい。
痛いのか、苦しいのかよく分かんないけど、とにかくこの時間が、早く終わってくれたらと思う。
「ひ、ぁっ…」
目を閉じたまま、ずっと下半身にだけ意識を飛ばしてたら、いきなり腹筋を撫で上げられて、乳首をつままれた。
自分でも、体がビクッてなったのが分かる。
何、俺、こんなトコいじられて感じてんのかな。うぅん…感じてんのかどうかなんて、よく分かんない。何かムズムズする…。
「いじられんの、好きだよね、ここ」
「んぅー…」
「乳首。さっきより俺の指、飲み込むようになったよ?」
「は…ぅ、ん…」
「ね、もう1本、入れていい?」
「入んな…」
「入るよ。この前も、入れたでしょ?」
この前も?
あぁ…この前も、無理だって言ってんのに、何本も指入れてきた……コイツ…。
「はぁっ…!!」
「ホラ、3本入った…」
「ん、ぁ…あぁ…、な…もぉ…」
俺の中を、拓海の指がグチャグチャに動いてる。
も、ヤなのに、乳首はずっといじられてるし。
全身の感覚が、もうおかしい。
「悠ちゃん…………いい?」
「……ぇ…?」
「入れて、いい…?」
真剣みを帯びた拓海の声に、うっすらと目を開ければ、思いのほか近くに拓海の顔のアップ。
何て答えたらいいのか分からなくて、目を逸らした。
「沈黙は、肯定とみなします」
「…………」
「……いいの?」
何回も聞くなって、バカ!
最初にいいっつったじゃんか!
「…んっ、」
ズルリ。
まさにそんな感じで、拓海の指が中から出てった。
やっと異物感から解放されて、ホッと息をついたのも束の間。
「あぁーーーっっ!!」
今度は、さっきとは比べもんになんないくらいの質量が、俺の中に再び入ってこようとして。
「あ、や、無理ぃっ…」
「クッ…力抜いて…」
「ヤ、ヤ…無理、む…」
無理、無理、無理、無理!! もう無理!!
だって、こんなのっ…!
「悠ちゃ…悠、ふぅーって、息して…?」
「ふ、うぅ…」
苦しそうな拓海の声に、何とか俺も従おうとするんだけど、息なんてそんなの、全然出来ない。
今までどうやって呼吸してたのか、全然分かんない。
「うわっ…あっ、あんっ…」
拓海の手が、あまりの痛みに萎えかけていた俺の前へと伸びて、何の前触れもなくそれを扱き始めたから。
痛みと苦しさに集中したほうがいいのか、その中でかすかに芽生え始めた快感に意識を持っていったほうがいいのか分からなくて、頭が混乱してくる。
「ぁ…あ、ぅん…」
「悠、悠…」
「ん…ぁ…」
「目、開けて? 俺のこと、見て…?」
「あ…?」
拓海…。
「動くよ?」
「…ん、あぁっ…」
両足を抱えられて、腰をガクガク揺さぶられる。
うぅー……痛いけど、痛くないけど、早い動きに、意識が付いていかない。
「悠……好き、好きだよ…」
何度も囁かれて。
あぁ…そうだ。
女相手じゃ勃たないのかなー…て思った相手も。
子供をあやすように宥めてきたのも。
無理だっつってんのに、やめようとしなかったのも。
…………って、言ってきたのも…。
「たく、み…」
「…ん? 何…?」
酔ってたけど、酔ってたせいじゃなくて。
「はぁ…ぁ、ん……好、き…」
結局、だから。
そういうことなんだよ。
俺はコイツのこと、好きになってて。
「……俺もだよ…、俺も悠のこと、好き…」
あのとき、何度もそう言ってくれたから。
好きだって、言ってたの。
ゴメンね、忘れちゃってて…。
「ん、や…イク、イキそ…」
「……ん」
『あのときのこと、思い出させてあげようかなー、なんて』
『思い出させて…………どうすんの?』
『だってさ、忘れちゃってるわけでしょ。あのとき俺が…………』
―――――好き、て言ったこと…。
「悠、好き…。もう忘れないでよね…」
青臭いキスで唇を奪われた後、閉じた瞼の裏が、白く染まった。
*END*
「見知らぬあなたとの10のお題」
果たして人は、こんなに簡単にホモになれるものなのか。
うぅん…ホントは悠ちゃん、もっとかわいくなるはずだったのに。結局体で思い出してしまいました…。
ここまでお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
拍手やコメントをくださったみなさん、ランキングクリックしてくれたみなさん、励みになりました。本当にありがとうございました。
ところでブログ拍手、何かお礼が書けるようになってましたね。
前からなってました? 私が気付かなかっただけ?
今まで返事を書こうにも、どうしたらいいのか分からなくて、何のお礼も出来ずにいましたこと、この場を借りてお詫びします。
でも全部大切に読ませていただきました。
これからは「公開」設定になっているものについて、きちんとお返事していきますね。
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カテゴリー:拓海×悠也
コメントの投稿はこちらから ♥
COMMENT-FORM
イチゴ ⇒ 最終話!
良かったです思い出してくれて!
悠ちゃん可愛い
もうてっきり、実は拓海くんの妄想だったんじゃないかと心配しておりましたが…
よかったよぅ!!
悠ちゃんが可愛すぎ!!
良いものを見させていただきました~♪
拍手、お礼できたんですね。わたしも今日知りました。
段々便利になっていきますね~!
悠ちゃん可愛い
もうてっきり、実は拓海くんの妄想だったんじゃないかと心配しておりましたが…
よかったよぅ!!
悠ちゃんが可愛すぎ!!
良いものを見させていただきました~♪
拍手、お礼できたんですね。わたしも今日知りました。
段々便利になっていきますね~!
- |2008.01.12
- |Sat
- |22:34
- |URL
- |EDIT|
如月久美子 ⇒ >イチゴさん
ここまでお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
何だか最後はまとまらない感じになってしまいましたが、お楽しみいただけて幸いです。
今後はこの2人以外も書いていきますんで、よろしくお願いします。
何だか最後はまとまらない感じになってしまいましたが、お楽しみいただけて幸いです。
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